2010年代、記憶に刻まれた「海外代表チーム」ユニフォーム6選

新年を迎え、ついに2020年代に突入した。数字が変わると、途端に2010年代への懐かしさを覚える。

ここでは2010年代に鮮烈な記憶とともに大きな印象を残した、海外代表チームのユニフォームをご紹介したい。

スペイン代表(2010-11)

スペイン代表/2010-11/adidas/アウェイ

2010年のワールドカップ南アフリカ大会。アンドレス・イニエスタのゴールが決勝点となり、スペインは悲願のW杯初優勝を飾った。その試合で着ていたのはお馴染みのレッドではなく、ダークネイビーを基調としたアウェイユニフォーム。国旗カラーの差し色が印象的な一着だった。

フランス代表(2011-12)

フランス代表/2011-12/Nike/ホーム

長く続いたadidasとのパートナーシップが終わり、この年からNikeと契約。それだけでも衝撃的なニュースだったが、お披露目となった最初のユニフォームはさらに大きな衝撃を与えた。非の打ち所のないスタイリッシュで美しいデザインは、瞬時に世界中のユニフォームファンの心を掴む。

ドイツ代表(2014-15)

ドイツ代表/2014-15/adidas/ホーム

2002年日韓W杯以来となる決勝に進出したドイツは、東西ドイツ統一後の初となる優勝を目指してアルゼンチンと対戦。延長戦の末に1-0で勝利し、4度目の優勝を果たした。その時に着用のユニフォームは、グラデーションを施した胸のV字が意外性あるデザインだった。

アイスランド代表(2016-17)

アイスランド代表/2016-17/Errea/ホーム

史上初の欧州選手権本大会出場を決めたアイスランド。この人口約35万人の小国は、ポルトガルやイングランドといった強豪を撃破して準決勝に進出する。そこでフランスに敗れはしたが、初出場にして強烈な印象を残した。サポーターとのバイキングクラップも世界中で話題に。

ユニフォームは美しいブルーを基調に、国旗カラーのストライプを走らせる。EURO2016でのチームの躍進とともに爆発的な売れ行きを見せ、一時はメーカー在庫完売となった。

クロアチア代表(2018-)

クロアチア代表/2018-/Nike/アウェイ

2018年ロシアW杯ではグループDを首位で通過。そして決勝トーナメントは準決勝でイングランドを下して、史上初の決勝進出を決めた。しかし、残念ながら決勝戦ではフランスに敗れて準優勝に終わる。その決勝で着たアウェイユニフォームはダークカラーの市松模様で、それまでのクロアチアには見られなかった精悍なカラーが話題を呼んだ。

ナイジェリア代表(2018-)

ナイジェリア代表/2018-/Nike/ホーム

2018年ロシアW杯ではグループステージ敗退となったナイジェリア。だが、この大会に向けたユニフォームは発表時点から世界中のサッカーファンはもちろん、ファッション業界からも大きな注目を浴びた。

このデザインは1994年W杯で着用したユニフォームにインスパイアされたもので、シャツ全体を覆う羽模様(フェザーパターン)が鮮烈かつ強烈なインパクトを与える。ユニフォーム以外の関連アパレルも美しいデザインが評判となり、世界中で争奪戦となった。

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