“ネイマール以上”の逸材!2020年にデビューするであろう5名の「神童」

いよいよ2020年の幕があけた。

そこで今回は、今年おそらくはデビューするであろう神童たちを特集してみよう。今から覚えておいて損はないはずだ。

ユスファ・ムココ(ドルトムントU19)

2020年に最も注目が集まるユースプレーヤーは間違いなく彼だろう。ドルトムントU17での56試合90得点の勢いは、2019/2020シーズンに昇格を果たしたドルトムントU19でも、15歳ながら21試合26得点を記録しており、全世界が動向を見守るような存在となっている。

ドイツのビルト紙によると2020年からはトップチームのトレーニングにも参加するようになると報じられており、着実にステップアップ中だと言える。ブンデスリーガでは規定によって16歳になってからのデビューが可能となっており、彼は11月20日生まれであるため、2020年にトップデビューを果たすために残された期間はわずか1ヶ月ほどだ。

さらには午後10時以降にキックオフを迎える試合には出場できないなどハードルは高いものとなっているため、現実的なトップデビューは2021年以降になると見られている。

ただ、多くの常識を覆してきた彼であるため、予測できないことは知っておくべきだろう。

ロナウド・カマラ(ベンフィカU23)

「ロナウド」の名を持つ選手としてポルトガル国内でも期待が高まっているのが彼だ。ギニアビサウの生まれであり、スポルティングCPとベンフィカのユースセクターでは常に2~3歳年上のカテゴリでプレーするなど驚異的なペースで昇格を繰り返している。

2019年はわずか16歳にしてベンフィカU23に昇格を果たしており、さらには10番を与えられながら19試合に出場しているなど、2020年への期待も高まる存在となっている。

現実的にはベンフィカBへの昇格を経てからのトップデビューとなる見通しだが、彼のポテンシャルから考えるとサプライズも考えられそうだ。

プレースタイルとしてはベルナルド・シウヴァに近いとされ、現代的な10番タイプの選手と言えるだろう。

カリム・アデイェミ(FCリーフェリンク)

ナイジェリア人の父親と、ルーマニア人の母親の下でドイツのミュンヘンに生まれた彼は、ドイツで最高のユースプレーヤーとして知られている。

2018年9月からレッドブル・ザルツブルクに引き抜かれ、約2シーズンをセカンドチームであるFCリーフェリングで過ごしており、17歳で迎えた2019/2020シーズンはこれまでにオーストリア2部リーグながら13試合8得点7アシストを記録するなど、来季からのトップチーム昇格が既定路線となっている。

2019年8月にはドイツサッカー協会が選出するフリッツ・ヴァルター・メダルの17歳未満の部門でゴールド賞に輝いており、2020年はザルツブルクの新たな顔として存在が知れ渡るはずだろう。

マルコス・レオナルド(サントスU20)

次世代のサントスブランドを継承するのは彼の確約された将来と言えるだろう。

16歳ではあるが、2019年10月にサントスとの最初のプロ契約を交わし、違約金は破格の1億ユーロとなるほどだ。

彼が神童たる所以は、2017年に15歳未満のパウリスタ選手権で記録した34得点であり、この得点数は近年のサントスを象徴するネイマール、ガビゴール、ロドリゴ・ゴエスを上回る記録となったことから、彼ら以上のポテンシャルを秘めた才能として知られるようになっている。

2019年はサントスU20で経験を積んでいるが、2020年に念願のプロデビューも夢ではない。

ブライアン・ブロビー(ヨング・アヤックス)

数多の逸材を輩出してきたアヤックス、2019年もセルジーニョ・デストやライアン・グラーフェンベルフ、ノア・ランといったニューフェイスが現れたが、2020年には彼の存在も広く知れ渡りそうだ。

2019年は足首の怪我により、ヨング・アヤックスとしての活動だけでなく、U-17ワールドカップも欠場となり不本意なシーズンを過ごしているが、復帰後は再び得点を重ねているなど2020年に向けてコンディションを整えている。

彼が負傷離脱している間、U-17ワールドカップの得点王に輝いたソンジェ・ハンセンが先にトップデビューを飾っているなど、ライバルに遅れを取っているが、本来の得点力とユースでの実績は彼が大きく上回っているため期待は高い。

ロメロ・ルカクにも例えられる本格派のストライカーは、わずかな出場機会で結果を残すだろう。

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