LGBTに理解深めて 川崎で韓国映画上映へ

レズビアンをテーマにした「帰り道」のワンシーン

 LGBTをはじめとする性的マイノリティーへの理解を深めてもらおうと、レズビアンを題材にした韓国映画「帰り道」の上映会が23日、川崎市川崎区の映画館チネチッタで開催される。午後6時からで無料。

 レズビアンの高校生の繊細な関係を描いた作品で27分の短編映画。昨年7月、第28回レインボー・リール東京(東京国際レズビアン&ゲイ映画祭)で上映され好評を博した。

 上映会は性的マイノリティーの存在を身近に感じてもらおうと、市とNPO法人ピープルデザイン研究所が共催するもので、5回目。上映前には、ゲイであることを公表している小学校教員の鈴木茂義さんのトークショーや多様性の尊さをテーマにした絵本「Red」の朗読もある。

 担当の市人権・男女共同参画室は「できるだけ多くの方に性的マイノリティーについて理解してもらいたい」と参加を呼び掛けている。上映後の午後7時半からは当事者や家族、支援者が交流し、悩みや思いを語り合う場「情報共有ルーム」が設けられる。市の担当職員による性的マイノリティー施策の紹介もある。

 はがきか市のホームページから申し込む。14日締め切りで定員120人(応募多数の場合は抽選)。問い合わせは、同室電話044(200)2316。

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