【新春3夜連続ドラマ「破天荒フェニックス」連載 第1弾】勝地涼&伊藤淳史&貫地谷しほり、抜群のチームワークの秘訣とは!? 3人が世界一を目指す“野望”を明かす!

【新春3夜連続ドラマ「破天荒フェニックス」連載 第1弾】勝地涼&伊藤淳史&貫地谷しほり、抜群のチームワークの秘訣とは!? 3人が世界一を目指す“野望”を明かす!

田中修治さんが自身の実体験を元に描いた“うそみたいな本当の話”である「破天荒フェニックス」が、テレビ朝日系で3夜連続ドラマとして初の映像化! 倒産寸前のメガネチェーンを買収し、世界一を目指して奮闘する若手ベンチャー企業社長・田村雄司を勝地涼さんが熱演。雄司の右腕となる奥田吉弘役を伊藤淳史さんが、若手社員・神戸麻美役を瀧本美織さんが演じるなど、豪華キャストの共演が実現しました。連載初回は、主演の勝地さん、伊藤さんと、奥田の妻・静江を演じる貫地谷しほりさんにインタビュー! 抜群のチームワークの秘訣や、世界一を目指していること、タイトルにかけた“破天荒エピソード”など、盛りだくさんでお届けします。

──撮影を見させていただいたのですが、抜群のチームワークを発揮されていましたね。まずはその秘訣を教えていただけますか?

勝地「台本から掛け合いが面白くなっていますし、自然と笑いが生まれていて。伊藤さんとは初日からとんでもない量のセリフの応酬だったので、『大変だよね。ギスギスしないようにしよう』と話し合っていました」

貫地谷「2人で誓い合ってたよね」

勝地「そう、ギスギスするのだけはね…(笑)。あとは、伊藤さんはもちろん主役の経験もありますが、サポート役でもご活躍されていると思っていて。普段は自分もサポートする役が多いんです。それもあってか、今回の現場はサポーターが多いというか。どんどん助けてくれるんだろうなと思って、好き勝手にやっている部分はあります(笑)」

──お互いを信頼しているからこその行動ですね。

伊藤「台本に書いてあることを、どうすればさらに面白くできるかということをみんなで考えています。ちょっとセリフを間違えたりだとか、長いセリフでかんだりとかしても、『お互いギスギスしないように』をモットーに盛り上がっていましたね」

貫地谷「重要なシーンの撮影が大変すぎて、2人とも『死んじゃう』とか言うんです」

伊藤「乗り越えられない可能性もあるんじゃないかなと。セリフの分量も難易度もすごくて…。でも、本当に面白いお話なので乗り越えないとね!」

──皆さん、よくぞご無事で!(笑)。3夜連続での放送が非常に楽しみです。今回は三者三様のキャラクターを演じられていますが、ご自身に近い登場人物はいますか?

勝地「似てるとかあります?」

貫地谷「あんまりないかもね~」

勝地「でも、台本を読んでいて『この役は伊藤さんで、こちらは貫地谷さんが演じるんだ』と思うと、『お二人っぽいな~!』と。本当にイメージ通り!」

貫地谷「この役、私っぽいの!?」

伊藤「ぽいぽい! え、というか僕もなの!?」

貫地谷「どんなイメージなのよ…」

──勝地さんも含めてですが、台本を拝見しても皆さんそれぞれが演じていらっしゃる姿がすぐにイメージできましたよ!

貫地谷「いやいや… おかしいでしょ。こんなフリフリのエプロン付けて!(笑)。でも、撮影は本当に楽しかったです。お二人よりも撮影期間が短かったので、もっと一緒にいたかったな…」

勝地「そうですよね、もっと撮影したかった」

──本当に仲良く撮影されていたんですね。作中では「足を踏み入れない土地に家を建てる」という、ビジネス精神を表したセリフがあったかと思うのですが、皆さんがまだ挑戦できていない役や、演じてみたい特殊なキャラクターはありますか?

勝地「僕は、これまで単発ドラマでしか主演を演じたことがなかったんです。なので、すでに踏み入れられない場所に片足を突っ込んでいるというか…。『主役ってこんな大変なんだ…!』と。普段の現場なら『お疲れさまでした!』と先に帰っていくことが多かったんですけど、この現場では最後までいますもんね」

──今作がすでに勝地さんご自身にとっては挑戦なんですね。

勝地「あとは、チャラい役は多く演じてきたんですよ。でも、頭がキレるやり手のキャラクターは演じたことがなかったので、今作はすごく新鮮です」

──伊藤さんはいかがですか?

伊藤「僕は本当にやりたい役というものがないんです。ありがたいことに『この役は伊藤にやらせたらいいんじゃないか』と思っていただけることで、作品に出演できているので。自分から何かをやってみたいと思ったこともなければ、望んだところでできるはずもないと思っている自分もいて」

──需要があってこそ…ということでしょうか。

伊藤「いつも自分がいただく役はいい役だなと思っていて。どんな時も自分の役が一番好きになるんです。今回の役ももちろん大好きなんですけど、涼くんが演じる雄司は本当にいい役だなって…。あんまりないんですよ。自分の役をぶっちぎりで愛することが多い中で、やってみたいとは違うのかもしれないですけど、今まで抱いたことのない感情が芽生えました」

──貫地谷さんは、お二人の役どちらか演じられるとしたらどちらを演じたいですか?

貫地谷「どっちも大丈夫です…。奥田さんは不憫(ふびん)だし、雄司はヤバイし…」

伊藤「(貫地谷さん)ご自身の役もかなりヤバイですからね!?」

勝地「“不憫”が1人と“ヤバイ”が2人だから!(笑)」

──とんでもない3人ですね(笑)。今作は、雄司らが再生させた企業で世界一を目指す物語です。俳優業以外の分野で世界一を目指すとしたら、何にしますか?

貫地谷「少しズレるかもしれませんが、私最近夢があるんです!」

──それは何でしょうか…?

貫地谷「マンションプロデューサーになりたいんです。すてきな名作マンションをプロデュースしまくりたくて。そういう職業があるのか分からないんですけど。あとは、優しさでできた地域を作りたい」

勝地「マンションのデザインや監修を貫地谷さんがやるってことですよね?」

貫地谷「デザインとか、そういうのはできないから。『あれがいい、これは嫌だ』みたいな」

勝地「それはもう…超金持ちになればいいんじゃないですか?」

貫地谷「だからね…もうすぐ宝くじの結果が出るの!」

伊藤「買ってるんだ(笑)。当たるといいね」

貫地谷「そう、それが当たる予定!」

──ぜひ高額当選の際はご一報を…(笑)。お二人はどうでしょう?

伊藤「やっぱり…パパですかね。どんな選手権があるか分からないですけど、ちゃんとしたパパになりたいというのはありますよ」

貫地谷「もうすでに2人ともイクメンですからね。伊藤さんなんて、撮影中なのに帰っちゃうもんね」

伊藤「いやいや、中空きで家に帰って子どもをお風呂に入れるぐらいですよ。幼稚園に送っていったりとか…」

貫地谷「写真を見せてもらったんですけど、本当にかわいいんですよ」

伊藤「いとおしいですね」

──本当にすてきなエピソードです。

勝地「じゃあ、僕もその選手権にエントリーします。とりあえず世界2位を目指す!」

貫地谷「その世界1位でなくてもいいって思う感じ…現代病だと思う」

勝地「実際そんなに目標にしたことないかも」

伊藤「それはないよ、どうにかなるとも思わないし」

貫地谷「でしょ? 『目指したところで…』って思ってるじゃない? 希望がないんじゃない?」

勝地「だから…その希望を持てる地域を作ってくださいよ、貫地谷先生!」

──お三方のチームワークがすでに世界一ですね(笑)。今作は実際のエピソードを基にできたお話ですが、ここで皆さんの身に降りかかった“うそのようなホントの話”や、タイトルに掛けまして“破天荒エピソード”などがあればお願いします。

伊藤「撮影が夏だったんです。考えられないくらいの炎天下の中、屋上での撮影シーンがありまして…。想像を上回る猛烈な暑さなんですよ。いいシーンだったし、屋上というシチュエーションは不思議と説得力もあるんですよね。ただ、真夏の屋上で35.6℃越えは破天荒! その分、絶対に面白い作品になっていると思います(笑)」

勝地「この作品は確かに破天荒ですよ。ロケ場所もスケジュールも大変で…。あとはセリフの応酬がすごくて…もう(笑)。破天荒でした」

──では、現場も破天荒な本作の見どころを、代表して勝地さんからお願いします!

勝地「主役はやってこなかったので、そういうの得意じゃないんですけど…台本を読んでいて、声を出して笑ったシーンがいっぱいあったんです。それは伝わると思うし、生身の人間がやることで面白くなっていると思います。そういう笑いの中にも熱い登場人物がたくさん出てきて。この時代に熱さって恥ずかしいと言う人もいると思うんです。でも『熱くたっていいんだよ』ということを感じ取れたので、皆さんにそれが少しでも伝わればいいなと思います」

──皆さま、ありがとうございました!

【プロフィール】


勝地涼(かつぢ りょう)
1986年8月20日生まれ。東京都出身。2000年にドラマ「千晶、もう一度笑って」でデビュー後、05年には映画「亡国のイージス」でアカデミー新人賞を受賞した。14年には歌手デビューを果たすなど、幅広いフィールドで活躍中。また、ドラマ「さとうきび畑の唄」(TBS系)、「ハケンの品格」(日本テレビ系)、「小児救命」(テレビ朝日系)、「SUMMER NUDE」(フジテレビ系)、「ヒモメン」(テレビ朝日系)、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(NHK)、映画「亡国のイージス」「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」「阪急電車 片道15分の奇跡」「銀魂2 掟は破るためにこそある」「マスカレード・ホテル」などさまざまなドラマや映画に出演している。

伊藤淳史(いとう あつし)
1983年11月25日生まれ。千葉県出身。子役としてキャリアをスタート。97年の映画「鉄塔 武蔵野線」で主演を務め、数多くの賞を受賞。映画やドラマなど話題作出演を経て、2005年に「電車男」(フジテレビ系)で大きな話題を呼ぶ。以降は、「西遊記」(フジテレビ系)などに出演し、「チーム・バチスタ」シリーズ(フジテレビ系)では主演を務めた。近年は「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」(フジテレビ系)や、「名探偵・明智小五郎」(テレビ朝日系)などに出演。

貫地谷しほり(かんじや しほり)
1985年12月12日生まれ。東京都出身。2002年映画デビューを果たすと、「スウィングガールズ」(2004年)で注目を集める。「H2~君といた日々」(TBS系)でドラマデビューし、以降は「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー」(フジテレビ系)や、「遺留捜査」(テレビ朝日系)、「華和家の四姉妹」(TBS系)、大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)などさまざまな話題作に出演。近年は映画「夕陽のあと」(2019年)で主演を務め、連続テレビ小説「なつぞら」(NHK)などに出演。

【番組情報】


新春3夜連続ドラマ「破天荒フェニックス」第1夜
テレビ朝日系
1月3日 午後11:15~深夜0:15
※一部地域を除く

テレビ朝日担当 I・S
撮影/尾崎篤志

© 株式会社東京ニュース通信社