ニューイヤー駅伝2020 MHPS 連続入賞「3」で途切れる

ゴール前で競り合い17位でフィニッシュするMHPSのアンカー木滑(左)=群馬県庁前

 前回2位のMHPSは目標の初優勝に届かず、連続入賞も「3」で途切れた。先頭を切って飛び出した1区的野が中間地点を待たずに後退。たすきリレー時は37チーム中32位と大きく出遅れる誤算で、レースが難しくなった。黒木監督は「優勝のプレッシャーが負担になったのかもしれない」と唇をかんだ。
 チームの仕上がりが万全と言えず、出走7人の選考段階から苦心した。安定感のある目良を1区に起用し、的野を3区、準エース格の定方を後半区間に置くプランは、目良の故障で大幅変更を余儀なくされた。MGCを走った岩田も不調でメンバー外。部員12人の小所帯チームにとっては不安要素が多すぎた。
 選手層の差を痛感する結果になったが、初出場の6区吉田が区間10位でまとめ、春に力のあるルーキーも加入する予定。アンカーを務めた主将木滑は「チームの成長に必要なレースだったと思いたい」と前を向いた。

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