参道からお金をまき長寿や幸せを祈る、銭まき行事が2日、長崎県新上五島町立串郷の乙宮神社であり、福にあやかろうとする人たちでにぎわった。
吉村政徳宮司によると、江戸時代末期ごろから続く伝統行事。厄年や還暦など人生の節目を迎える人たちがお金をまき、1人約10万~20万円分を用意するという。
今年は同郷の福田節子さん(86)が、家族と一緒に勢いよく硬貨をまいた。詰め掛けた住人たちは「こっちにも投げて」などと声をかけた。
福田さんは「米寿を前に元気なうちにと思い参加した。お金を笑顔で使ってほしいという気持ちを込めた」と話した。
長寿や幸せ祈る「銭まき行事」 新上五島・乙宮神社
- Published
- 2020/01/03 15:00 (JST)
- Updated
- 2020/01/04 09:10 (JST)
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