普通のオフィスにパンツ1枚の男たち? 高級住宅街のゲイ専用スパの大捕物 なんとアノ有名男性モデルも在籍!

ゲイ向けスパ「V CLUB 7」のサイトより

タイ・バンコクのアーリー地区といえば高架鉄道BTSアーリー駅に近い閑静でお洒落な高級住宅街ですが、この地には以前からゲイ向けの大規模な施設があることが一部で知られていました。

そのアーリーで入国管理警察がゲイ向けスパ「V CLUB 7」を摘発したと12月27日に発表しました。このスパでは密かに性的サービスを提供していたのです。

摘発のきかっけは、以前当サイトが報じたバンコク・スアンプルー地区のゲイ向けスパ「THE PRINCE」の摘発時に逮捕を免れた一部の男性マッサージ師がV CLUB 7に移って同様のサービスを行っているとの情報を入国管理警察が得たためでした。

V CLUB 7はウェブサイトで宣伝を展開してワンストップサービスを謳っていました。掲載された男性マッサージ師の写真にはタイ人の他に外国人の姿もあります。それもマッチョなイケメン揃いでパンツ1枚姿の写真ばかり。

店は会員専用のシステムになっており、会員客の多くは上流階級タイ人と外国人でした。

摘発当日は、客を装った捜査員がサービスを受けるふりをして事前に予約をして入店。外国人マッサージ師を発見したら合図を送る手はずになっていました。その合図を受けたため捜査チームが突入。建物は3階建ての3棟をつないだ形になっており、ホステル、カウンターバー、ジム、サウナ、マッサージスパルーム、休憩&食事スペース、プールを備え、まさにワンストップサービスの体制でした。

建物の正面には「VCK Cool Space」との社名が掲げられ、一見ごく普通の会社のオフィスに見えるものの、中に入り受付係に予約の証拠を提示すると奥のロビーに案内されるシステムになっていました。

ロビーにはステージがあり、男性マッサージ師らはそこで待機していましたが、大半は上半身裸でパンツ1枚の姿。上の階のマッサージルームでは全裸のマッサージ師がまさにサ-ビスを提供中でした。室内では使用済みコンドームがゴミ箱から、さらに未使用のものがベッド上で多数見つかりました。

捜査の結果、所属するマッサージ師男性は全部で35人。うち不法滞在や不法就労の外国人は、カンボジア人1人、ミャンマー人4人、ラオス人4人、ベトナム人2人でした。

その中にはなんとベトナムで有名な男性モデル「ボビー」もいたということが驚きをもって現地で報じられています。ボビーは1時間で5,000バーツ(約18,000円)稼ぎ、そのうち自分には3,500バーツ、店に1,500バーツ入ることになっていました。1日で最高50,000バーツを稼いだことがあるそうです。ボビーはゲイ旅行者の間で有名な存在で、予約客のみにサービス提供をしていました。

同店は5年前から営業。客は店側に1,500~6,500バーツを支払ってサービスを受けていました。(取材・文◎赤熊賢)

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