エンゼルスが正捕手を確保 カストロと1年685万ドルで合意

日本時間1月3日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、エンゼルスはフリーエージェントの捕手、ジェイソン・カストロと1年685万ドルで契約合意に達したようだ。エンゼルスは先月初めにケバン・スミスをノンテンダーFAとしたあと、守備力の高い捕手の獲得を目指していた。身体検査を経て、正式に契約成立が発表される見込みとなっている。

昨季のカストロは、ツインズでミッチ・ガーバーの控えを務め、79試合に出場して打率.232、13本塁打、30打点、出塁率.332、長打率.435をマーク。メジャー通算ではアストロズとツインズで9年間プレイし、825試合に出場して打率.231、86本塁打、292打点、出塁率.313、長打率.390を記録している。アストロズ時代の2013年にはオールスター・ゲーム選出を果たしたが、ツインズ時代の2018年は右膝の故障により19試合のみの出場に終わっていた。

エンゼルスの新監督に就任したジョー・マドンは、ウィンター・ミーティングの時点で「投手陣と上手く協力し合える捕手」の獲得を望んでいることを明らかにしていたが、その点において32歳で経験豊富なカストロは理想的な存在と言える。フレーミングの指標もメジャー平均を上回っており、メジャー有数のフレーミング技術を誇るマックス・スタッシとの捕手コンビは、チームに安定感をもたらすことだろう。

今オフのエンゼルスは、補強の目玉としてスター三塁手のアンソニー・レンドンを7年2億4500万ドルの超大型契約で獲得したほか、先発投手陣にはフリーエージェント市場からフリオ・テーラン、トレードではディラン・バンディを獲得。エンゼルスは先発投手のさらなる補強を目指しているものの、柳賢振(リュ・ヒョンジン)、マディソン・バムガーナー、ダラス・カイケルといった有力な先発投手がすでに市場から姿を消したため、トレードでの補強に乗り出すことが有力視されている。

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