年が明けて2020年、ヨーロッパサッカーはいよいよシーズン後半戦に突入する。
そんな中、今回は2020に因んで背番号20で知られる選手をまとめてみた。
デル・アリ(トッテナム)
トッテナムの20番は新監督、モウリーニョからも信頼を得ているデル・アリだ。2015年に19歳でトッテナムに加入すると、スーパーゴールを披露するなどインパクトを残し、一気に主力となった。
もともとは下がり目のポジションの選手だが、攻撃センスを買われて前線でプレーすることが多く、長身を活かしたボールキープも得意とする。
今季もここまで6ゴールを記録し、エースストライカーであるハリー・ケインに次いで2番目に多く点を取っている。
マルコ・アセンシオ(レアル・マドリー)
レアルの20番を背負うのがマルコ・アセンシオだ。
地元クラブであるマジョルカで育った後、レアルへ引き抜かれ、その際にはバルセロナとの争奪戦にもなった。そういった点では久保建英とも重なる選手である。
スター軍団の中で徐々に頭角を現してきていたが、昨季はチームとともに不調に陥った。そのため、今季の復調が期待されていたが、残念ながらプレシーズン時に靭帯を負傷してしまい、今季中のプレーは難しくなってしまった。来季復活となるか注目だ。
カラム・ハドソン=オドイ(チェルシー)
ランパード率いるヤング・チェルシーの20番、ハドソン=オドイ。
チェルシーのアカデミー出身のウィンガーであり、昨季にはバイエルンが獲得を熱望していたことも記憶に新しいが、結果的に長期契約を結び、残留した。
怪我から復帰した今季はウィリアンや、新加入プリシッチが好調であり、出場機会を得られていない。とはいえ途中出場が多い中でリーグ戦3アシストを記録していることは見過ごせないデータである。
セルジ・ロベルト(バルセロナ)
中盤、サイドバックを始め7つのポジションでプレーできるという名バイプレイヤー、セルジ・ロベルトがバルサの20番だ。
メッシらと同様にカンテラ出身選手の一人であり、理解度が高く、どこででも安定して役割をこなせることから重宝されている。
今季はラフィーニャがローンで放出されたことで、その世代では彼が唯一チームに残っている選手でもあり、そのことはバルサの中盤の層の厚さ、そしてクオリティの高さを物語っている。
ベルナルド・シウヴァ(マンチェスター・シティ)
マンチェスター・シティの新たな司令塔である背番号20、ベルナルド・シウヴァ。以前はモナコで10番を背負い、2016-17シーズンにはエムバペらとともにチームをCLベスト4、そしてリーグアン優勝へと導いた。
翌シーズンにシティに加入すると初年度からフィット、層の厚いチームの中で複数のロールをこなしつつ、今や欠かせない選手へと成長した。
要求度の高いことで知られる監督、グアルディオラが信頼を寄せている選手の一人であり、そのことからもその技術の高さが伺える。