長崎検番「初弾き」 稲穂のかんざし 初春らしさ表現

初弾きで踊りや唄、三味線を披露する芸妓衆=長崎市丸山町、長崎検番

 長崎市丸山町の長崎検番で4日、仕事始めに当たる「初弾き」があり、芸妓衆(げいこし)13人が、あでやかな踊りや唄、三味線を披露した。
 稲穂のかんざしで初春らしさを表現した芸妓衆は正装の紋付き裾曳(び)き姿。「柳の若葉」「十二月」「さわぎ」の3曲を舞うと、客席のひいき筋ら約70人から盛んな拍手が送られた。
 芸妓衆はこの後、得意先の料亭へのあいさつ回りに向かった。年女のるり羽さんは「今年、丸山町は長崎くんちの踊町。楽しい思い出になるよう頑張りたい」と話した。

© 株式会社長崎新聞社