桐蔭、東福岡と大一番 全国高校ラグビー、5日に準決勝

実戦形式の練習で軽快な動きを見せる桐蔭学園フィフティーン=神戸製鋼灘浜グラウンド

 第99回全国高校ラグビー大会第6日は5日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で準決勝が行われる。初の単独優勝を狙う神奈川代表の桐蔭学園は、2大会連続7度目の決勝進出を懸けて過去12大会で6度優勝の強豪・東福岡と対戦する。キックオフは午後2時半。

 桐蔭は4日、神戸市内で約2時間、調整。控え組が仮想・東福岡を演じ、ピッチの幅を生かした相手の展開攻撃に対する防御の戦術を確認した。

 前回大会の準決勝と同カードで、全国の舞台で東福岡と戦うのは13度目。前回は46─38で競り勝って東福岡から「花園初勝利」を奪い、昨春の全国選抜大会準々決勝では67─21で圧勝。この1年は桐蔭が優位に立つが、対戦成績では通算4勝1分け7敗と負け越している。

 藤原秀之監督(51)は「個人スキルが高く(ニュージーランド代表の)オールブラックスのような戦い方をしてくる。強いランナーを自由にさせないことが重要だ」と引き締める。伊藤大祐主将(3年)は「東福岡と戦うのは楽しみ。新たなステージとして戦い、桐蔭のラグビーを100パーセント出し切りたい」と意気込んだ。

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