パドレスが救援右腕・スタメンとの再契約に合意 2年900万ドル

今オフのパドレスは、左腕のドリュー・ポメランツと右腕のピアース・ジョンソンをチームに加えるなど、有望な若手が多い先発投手陣をサポートすべく、ブルペンの補強に力を入れている。日本時間1月5日には、MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシが関係者から聞いた話として、パドレスが自軍からフリーエージェントとなった救援右腕、クレイグ・スタメンと契約合意に達したことを報じた。モロシによると、契約条件は2年900万ドルで、3年目の球団オプションが付属しているほか、成績に応じた出来高も設定されているようだ。

現在35歳のスタメンは、昨季パドレスで76試合に登板して82イニングを投げ、8勝7敗、4セーブ、31ホールド、防御率3.29、73奪三振をマーク。2年連続で70試合以上に登板しているリリーバーは、スタメンを含めてメジャー全体で7人だけであり、過去3年間は平均70試合に登板して防御率3.06と安定したパフォーマンスを続けている。

昨季はナショナル・リーグのセーブ王に輝いたカービー・イエーツにつなぐセットアッパーを務め、自己最多の31ホールドを記録。今季は左腕のポメランツとともに左右のセットアッパー・コンビを形成し、相手打者との相性を考慮しながら勝ち試合の7回または8回を担当することが予想される。

スタメンは「過去3年間のような活躍を続けたいと思っている。パドレスが勝てるチームに変わっていくのを手助けしたい。このチームはポストシーズン進出に向けて正しい道を進んでいると思っているよ」とコメント。ポメランツの加入によって主戦場が8回から7回に変わる可能性もあるが、「おそらく自分の役割は変わるだろう。でも、マウンドに上がってアウトを取るというのは変わらないよ。素晴らしいブルペンの一員でいられることが楽しみだね」と前向きに捉えているようだ。

パドレスとの再契約は「簡単な決断だった」と語るスタメン。勝負モードに突入しているパドレスにとって、35歳の鉄腕リリーバーは今季も不可欠な戦力となりそうだ。

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