長江の重点水域、通年禁漁に

©新華社

長江の重点水域、通年禁漁に

 【新華社合肥1月5日】中国農業農村部はこのほど、「長江流域の重点水域における禁漁範囲と時期に関する通告」を発表し、2020年1月1日午前0時から長江流域の332の水生生物自然保護区と水産種資源保護区での産業的な漁獲を全面的に禁止した。長江は世界有数の水生生物の多様性を持つ。主流と重要支流の自然保護区および水産種質資源保護区を除く天然水域では、遅くとも2021年1月1日から10年間の暫定的な禁漁を実施する。

 長江の水生生物は、人間の活動による水質汚染や乱獲などにより長期にわたって繁殖を脅かされ続けてきた。例えば2006年に1800頭だったヨウスコウカワイルカの生息数は18年には1012頭となったことが調査で分かった。農業農村部の統計によると、長江流域の絶滅危惧魚類は92種、絶滅危惧種は300種近くに上る。

 今回の禁漁措置は従来の春季禁漁とは全く異なる。長江重点水域の禁漁は沿岸の10の省と直轄市で漁民28万人に影響を及ぼすと推計されている。同部は廃業した漁業者に対する一時的な生活支援や社会保障、職業技能訓練などの施策の計画・実施を保証し、希少種に対する保護対策を講じて長江の水生生物の調査と監視測定のプラットホームを構築していく。(記者/劉美子、水金辰)

長江の重点水域、通年禁漁に