相模原殺傷事件 「本当の解決」探る 初公判前に新潟で勉強会

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相模原殺傷事件について考えた勉強会=5日、新潟市中央区

 2016年に相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された事件の初公判が8日に横浜地裁で開かれるのを前に、事件について改めて考える勉強会が5日、新潟市中央区で開かれた。市民ら約30人が、事件の「本当の解決」をテーマに意見を出し合った。

 裁判員裁判では、殺人罪などで起訴された元施設職員植松聖(さとし)被告の刑事責任能力の有無が最大の争点となる。

 勉強会は事件の風化を防ぐため、佐渡市の医師黛正さん(70)が呼び掛け人となり、定期的に開いている。

 事件の背景に迫った映画「生きるのに理由はいるの?」を鑑賞した参加者からは「被告には(他者に)共感する心があったのか」「事件の原因を精神障害と決め付けることは差別ではないか」などの声が上がった。

 黛さんは「裁判では事件の事実関係は分かるが、本質を突き詰めることは難しい。今後も事件について考え続けていきたい」と話した。