【MLB】大谷の二刀流でローテ強化、レンドン加入で打線も… 米メディア期待「20年向上する球団」

エンゼルス・大谷翔平(左)と新加入のアンソニー・レンドン【写真:Getty Images】

打点王のレンドン加入で強力打線が完成「マドン監督は打線の中軸に強力な打者を起用」

 2020年のメジャーリーグは筒香嘉智外野手、秋山翔吾外野手、山口俊投手が移籍し日本人メジャーリーガーは9選手となった(田澤純一投手はレッズ・マイナー)。新たなシーズンに向け、米メディアは昨年よりも向上するであろう5球団に注目。大谷翔平投手が所属するエンゼルスにも大きな期待が込められている。

 2019年のエンゼルスは72勝90敗でア・リーグ西地区4位に終わった。3度目のMVPを獲得したマイク・トラウト外野手、打者一本に専念した大谷翔平投手の活躍も虚しく5年連続でポストシーズン進出を逃している。

 それでも、オフに補強を行ったエンゼルスを米スポーツ専門メディア「ザ・スコア」は「2020年に向上する5球団」に選出。7年総額2億4500万ドル(約268億円)で打点王のアンソニー・レンドン内野手を獲得するなど、補強を行い巻き返しを狙っている。

 20勝右腕の剛腕コールこそヤンキースに奪われたが、記事では「ショウヘイ・オオタニが二刀流として復帰することで一流の先発投手を得ることになる」と、大谷が先発ローテに厚みを持たせることに言及。さらにディラン・バンディ投手、フリオ・テヘラン投手を獲得したことで「ローテを向上させることが昨季の72勝を上回る大きな助けとなる」と評価している。

 打線はトラウト、レンドン、大谷、そして右膝蓋骨の腱炎から復活すアップトンが強力ラインナップを組み「ジョー・マドン監督は打線の中軸に強力な打者を起用できる。2-3-4-5番と対戦することは、地雷原を歩くようなものである」と投打で昨季を大きく上回るチーム力になることを指摘した。

 投打の二刀流が復活する大谷の活躍、そして低迷していたチームの反抗。新監督のジョー・マドンを招く2020年シーズンのエンゼルスに大注目だ。(Full-Count編集部)

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