沖縄と北海道、果実のマリアージュ ワイン結実 桑の実ベースに酸味・色味加えるハスカップ

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2019年産桑の実ワインを買い求める来場者=浦添市安波茶・浦添市役所

 沖縄県の浦添市が北海道の教育機関などと開発した桑の実ワイン「ミュール・ドゥ・ソレイユ2019年産」のお披露目&試飲会がこのほど、市役所9階展望ロビーであった。グラスワインとおつまみ付きの試飲セットのほか、ボトルワインの販売もあり、去年と今年の味を比べようとする市職員や市民らでにぎわった。

 桑の実ワインは、北海道の苫小牧工業高専の岩波俊介教授などが開発に加わり、18年に完成した。桑の実だけでは酸味が少なく色味にも課題があったが、酸味のある北海道厚真町産の果物ハスカップと合わせることで、酸味と甘味が程よいワインに仕上げた。

 岩波教授は今年の桑の実ワインの特徴について「昨年よりアルコール度数が1度ほど低いが、より果汁の風味が出ている」と紹介。温度によって香りと味が変化するとし「大体22度で島桑の香りが出るが、冷やすとハスカップの酸味が出る。肉と合わせるなどして楽しんで」と呼び掛けた。

 松本哲治市長はワインのラベルに注目。「浦添八景をモチーフにしており、今年は前田のワカリジー(拝所の岩)がデザインされている。しかも、絵の中でモノレールが走っている」とPRした。

 限定販売のボトルワインはイベント開始数十分で完売する人気ぶり。市職員の女性(52)は「フルーティーな感じで飲みやすい。来年の味も楽しみ」と笑った。

 ワインの売り上げは首里城再建支援のため寄付する。