(株)エル・エム・エスが支援していた(株)大澤商会が破産開始決定、大学などに実験用の機械器具などを販売

 (株)大澤商会(TSR企業コード:292700423、法人番号:2011401001105、文京区本郷3-6-9、設立1974(昭和49)年9月、資本金1000万円、大澤成治社長)は12月4日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には高橋優弁護士(ゆたか法律事務所、中央区築地4-4-12、電話03-6278-8451)が選任された。
 負債総額は約1億2000万円。

 (株)エル・エム・エス(TSR企業コード:292272499、法人番号:8010001012754、文京区)を主力仕入先として、大学などに実験用の機械器具などを販売していた。しかし、業績不振が続くなか、1億円以上の債務超過に陥っていて資金繰りは逼迫していた。
 そうしたなか、エル・エム・エスが2019年11月19日に東京地裁に民事再生法を申請。当社の事業継続も困難となり、今回の措置となった。
 東京商工リサーチが入手したエル・エム・エスの内部文書によると、大澤商会は支援先として掲載されている。
 エル・エム・エスの支援先を巡っては、12月17日に北海計量器(株)(TSR企業コード:290450314、法人番号:3010001028978、文京区)が東京地裁より破産開始決定を受けている。

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