43年前の巨大トロフィー 「ヤングスポーツ」店にお目見え

 島の小さなスポーツ用品店に、大きなトロフィーがお目見え-。長崎県対馬市上対馬町比田勝の「ヤングスポーツ」店に、40年以上前の高松宮賜杯全日本軟式野球大会(2部)で優勝した記念に作ったトロフィー(1.5メートル)が飾られている。
 1977年、上対馬漁協チームが同大会で初優勝。当時漁協職員だった店主の武末俊紀さん(65)は主将を務めた。授与された賜杯と優勝旗は翌年の大会までに返還し、トロフィーは余った遠征費で作った。
 昨年秋、漁協倉庫に眠っていたトロフィーを知人が発見。漁協の了承を得て店内に移した。武末さんは「どの競技でも頂点を目指したい島っ子は、験担ぎにさわりにおいで」とにっこり。

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