卓球東京五輪代表、女子3人目は平野美宇 伊藤美誠、石川佳純と悲願の金メダルへ

写真:左から石川佳純平野美宇伊藤美誠(チームワールドカップ時)/撮影:森田直樹/アフロスポーツ

日本卓球協会は6日、東京五輪卓球競技日本代表候補選手を発表した。女子は2020年1月発表の世界ランキング日本人上位2名の伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農)のシングルス代表候補選手に加え、団体戦代表候補選手として平野美宇(日本生命)が選出された。この3選手が日本女子卓球競技代表としてJOCに推薦される。

日本女子、3人目は平野美宇に

写真:平野美宇(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部

東京五輪シングルスの出場権は2020年1月時点の世界ランキング上位2名に与えられる。2020年1月時点で世界ランキング3位の伊藤、9位の石川がシングルス枠を手中に収めていた。

残り1枠の団体戦代表候補選手の選考基準は、『世界ランキング日本人上位2名代表候補選手とダブルスが組め、団体戦でシングルス及びダブルスにて活躍が期待できる選手』とされており、強化本部が決定することになっていた。

今回選出された平野は、伊藤との“みうみま”ペアはもちろん、石川とも11月のチームW杯など“かすみう”ペアを組んでいる。シングルスでも世界ランキング11位と申し分ない成績を残していた。

石川との熾烈なシングルス枠争いに敗れ、涙を流した平野。12月末のトップ12後には「シングルスで五輪に出たかったので、自分としては悔しい1年だった」と2019年を振り返ったと同時に「(五輪の代表に)選んでいただいたら、世界選手権や五輪で日本に貢献できる選手になりたい」と2020年の抱負を語っていた。

日の丸を背負う伊藤、石川、平野の3選手の戦いから2020年も目が離せない。

文:ラリーズ編集部

© 株式会社ラリーズ