DeNAドラ4東妻が入寮、プロ入りに「不安も」 ロッテの兄・勇輔からは「頑張れの一言」

青星寮に入寮したDeNAドラ4・東妻純平【写真:編集部】

入寮には2冊の本とある言葉を持参「1日一歩ずつ成長」

 DeNAのドラフト4位・東妻純平捕手(智弁和歌山)が6日、横須賀市の球団施設「青星寮」に入寮した。

 寮の名簿に名前を連ね「チームの一員になれた気がして嬉しい」と喜んだが、プロの世界に「楽しみもあるけれど、不安が大きい。プロの世界に入り通用しない所もある」と本音を吐露した。この冬は「打って守れるキャッチャー」を目標に、打撃力アップに努めたといい「スイングスピードも長打力も足りない」とプロの投手に対する危機感を感じている。

 兄はロッテの東妻勇輔投手で、元日には兄の“初投げ”を受け「キレだったり伸びが違った」とプロのレベルをその身で感じたという。先に厳しい世界に飛び込んだ兄からは「頑張れの一言」だったようで「プロのことはDeNAの先輩にこれから聞きたいと思う」。

 入寮には智弁和歌山の恩師から譲り受けた「武士道」と「凡事徹底」の2冊の本、そして書道の先生から受け取ったという「前進」の言葉が書かれた色紙を持ってきた。「“前進”は1日一歩ずつ成長していくということだと思う。早く1軍で活躍できるよう、1日1日大事にしたい」と気を引き締めていた。(臼井杏奈 / Anna Usui)

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