アンバレラがAmazon SageMaker Neoを使用して幅広いコネクテッド・カメラに人工知能を導入可能に

アンバレラがエッジ・アプリケーションでのシングルクリック機械学習でAWSと協業

ラスベガス--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 人工知能(AI)ビジョン・シリコン企業のアンバレラ(Nasdaq:AMBA)は本日、アンバレラとアマゾン ウェブ サービス(AWS)の顧客がAmazon SageMaker Neoを使用することで機械学習(ML)モデルのトレーニングを一度行うだけですむようになったと発表しました。一度トレーニングを行うことで、アンバレラのCVflow®利用AIビジョン・システムオンチップ(SoC)を搭載したあらゆるデバイスで動作させることができます。

これまで開発者は、アンバレラのAIビジョンSoCを使用したデバイスのためにMLモデルを手作業で最適化する必要がありました。このステップによりアプリケーション開発プロセスに大きな遅延とミスが生じる可能性があります。アンバレラとAWSは、アンバレラのツールチェーンをAmazon SageMaker Neoクラウド・サービスと統合することでプロセスを単純化するために協業しました。今では開発者は、トレーニングしたモデルをAmazon SageMaker Neoに持ち込んで、アンバレラのCVflow利用SoCのためにモデルを自動的に最適化するだけですみます。

顧客はMXNet、TensorFlow、PyTorch、XGBoostを使用してMLモデルを構築し、クラウドや手元のマシンでAmazon SageMakerを使用してモデルをトレーニングすることができます。それから、モデルを自社のAWSアカウントにアップロードし、Amazon SageMaker Neoを使用してアンバレラSoCのためにモデルを最適化することができます。コンパイルのターゲットには、CV25、CV22、CV2を選ぶことができます。Amazon SageMaker Neoは、トレーニングしたモデルをアンバレラのCVflowニューラル・ネットワーク・アクセラレーターに最適化された実行形式にコンパイルできます。コンパイラーは一連の最適化を適用し、モデルがアンバレラSoCで最大2倍速く動作できるようにすることが可能です。顧客はコンパイルされたモデルをダウンロードし、自社所有のアンバレラ搭載デバイスに導入できます。最適化されたモデルは、Amazon SageMaker Neoランタイムの中で動作します。このランタイムは、アンバレラSoC用にカスタムビルドされており、アンバレラSDK用に提供されています。Amazon SageMaker Neoランタイムは、ディスクやメモリーの使用量がTensorFlow、MXNet、PyTorchのの10倍未満であり、コネクテッド・カメラへのMLモデルの導入がかなり効率的になっています。

アンバレラのマーケティングおよびビジネス開発担当バイスプレジデントのChris Dayは、このように語っています。「アンバレラは現在、CVflow AIビジョン・プロセッサーを住宅監視、企業映像セキュリティー、車載市場向けに量産しています。アンバレラのSoCを選択してトレーニング済みのMLモデルを一回のクリックでコンパイルできることは、強力な方法であり、顧客が次世代のAI利用製品を市場に迅速に投入することを可能にします。」

先進的な10ナノメートル・プロセスを使用して製造されるアンバレラのCVflow SoCファミリーは、超低電力運用が可能な小型で高性能のビジョン・システムの設計を可能にします。例えば、アンバレラのCV22 CVflow SoCは、毎秒30フレーム(fps)でフル4K(8メガピクセル)解像度を処理するコンピューター・ビジョンを提供し、その画像信号プロセッサー(ISP)は低照度環境とハイコントラストのシーンで卓越した撮影を可能にし、チップのコンピューター・ビジョン能力を大きく強化しています。CV22はハッキングから保護する一連の先進的なセキュリティー機能も備え、これにはセキュア・ブート、TrustZone®、I/O仮想化、オンライン無線アップグレード(OTA)が含まれます。

アマゾン ウェブ サービスの機械学習&エンジン担当バイスプレジデントのBratin Sahaは、このように述べています。「AWSは、最も幅広く厚みのあるMLおよびAIサービスを持ち、開発者が直面する最も厳しい課題を解決することに力を入れています。Amazon SageMakerはフルマネージド・サービスであり、あらゆる開発者やデータサイエンティストが機械学習モデルの構築、トレーニング、導入を迅速に行えるようにしています。VIVOTEKがアンバレラのCVflow利用IPカメラというエッジでのMLモデル導入を簡素化するためにSageMaker Neoを使用していることをうれしく思います。」

世界的IP監視ソリューションのリーダー企業でアンバレラとAWSの顧客であるVIVOTEK(TWSE:3454)は、Amazon SageMaker Neoを使用して迅速に先進的ML能力を新たなカメラ製品ラインに導入できるようになります。これには、アンバレラのCVシリーズSoCが使用されています。VIVOTEK INC.のエンジニアリング、ブランドビジネス部門担当バイスプレジデントのSteve Ma博士は、このように語っています。「当社は、Amazon SageMaker Neoを活用して、当社の将来のアンバレラCVシリーズ使用カメラにおいて、当社顧客からの要求が高まっている機械学習モデルのトレーニングと導入を模索できることに期待を感じています。エッジでの性能を最適化するために個別のモデルを手作業でチューニングする何カ月もの作業を節約できる可能性があります。Amazon SageMaker Neoを使用すれば、当社のIPカメラ・ソリューションがアンバレラSoCの市場をリードするコンピューター・ビジョン能力を確実にフル活用できるようになります。」

アンバレラは、一部のお客さまとパートナーを対象に、CES 2020期間中にAmazon SageMaker Neoとの統合を実演紹介します。

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アンバレラについて

アンバレラの製品は、映像セキュリティー、先進運転支援システム(ADAS)、電子ミラー、ドライブレコーダー、ドライバー・キャビン監視、自律運転、ロボット・アプリケーションなど、幅広い人間およびコンピューターのビジョン・アプリケーションに使用されています。アンバレラの低電力システムオンチップ(SoC)は、高解像度映像圧縮、先進的画像処理、強力なディープ・ニューラルネットワーク処理を提供し、インテリジェント・カメラが高解像度映像ストリームから価値あるデータを抽出できるようにしています。詳細情報については、www.ambarella.comをご覧ください。

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