1年間健やかに 興福寺で七草がゆ振る舞い

無病息災を願い七草がゆを味わう参拝者=長崎市、興福寺

 1年間の無病息災を願い、長崎市寺町の興福寺(松尾法道住職)で7日、「七草がゆ」約250人分が市民らに振る舞われた。
 赤米を使い、七草のほかに餅や小豆、クコの実が入った創作がゆを約250人分用意。午前10時の配膳前から約100人が長い列をつくった。かゆを受け取った人たちは、緋毛氈(ひもうせん)を敷いた和室でゆっくりと味わった。
 11カ月の息子を連れた長崎市西山台2丁目の主婦、植木美紀さん(39)は「元気にすくすく育ってほしい。家族全員が病気をせずに健康で過ごせれば」と話した。
 家族で訪れた市立丸尾中3年の佐藤優衣さん(15)は「もうすぐ高校受験。特に数学を頑張りたい」と新年の抱負を語った。

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