ダカールラリー2020:競技3日目はサインツ最速で総合首位へ。アロンソがステージ5位に入る快走

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 2020年のダカールラリーは1月7日、中東サウジアラビアのネオム周辺を回るステージ3が行われ、カルロス・サインツ(ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・バギー)がステージ優勝を飾り、総合でもトップに浮上した。前日大きなタイムロスがあったフェルナンド・アロンソ(トヨタ・ハイラックス)はステージ5位に入る快走で、総合32番手までポジションを回復している。

 1月5日から17日までの間に全12ステージが行われる2020年のダカールラリー。競技3日目となる7日(火)は紅海に面するネオムを出発し、周辺の渓谷や山岳地帯を通過、ふたたびネオムへ戻る427kmのステージ3が行われた。リエゾン(移動区間)は77kmだ。

 このステージ3ではスタート直後からサインツがペースを発揮。43km地点を通過したところでステージトップに浮上した。しかし、その後ろからサインツを猛追したのが2019年大会覇者のアル-アティヤとステファン・ペテランセル(ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・バギー)のふたりだった。

 このうちアル-アティヤは125km付近を通過した時点でサインツに11秒差をつけてトップに浮上する。しかし、その後は大きな石も転がる山岳の路面に足元をすくわれ、タイヤがパンクするアクシデントが発生。250km付近を通過したころには、ふたたびサインツがトップを奪い返した。

 その後、サインツはポジションを守ってトップでフィニッシュ。このステージ3を3時間48分1秒で走りきって今大会で初のステージ優勝を飾ると同時に、総合でも順位をひとつ上げてトップにつけた。

「ここは景観も素晴らしく、いいステージだった。あまり景色を眺める暇はなかったがね」とサインツ。

「ステージ後半は道を切り開く役目を担ったが、走行に支障はなかった。ただラリーはいつなにが起きてもおかしくはない。今日はこういった結果になったが、次になにが起きるか予想もつかないんだ」

 サインツに続くステージ2位はアル-アティヤが獲得し、総合でも2番手へ。首位サインツとは4分55秒のギャップがついている。

 総合首位と8分09秒差の総合3番手は前日総合トップだったオルランド・テラノバ(ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・ラリー)。テラノバは、このステージ3でサインツたち上位陣のペースにかなわず徐々に引き離され、最終的にはトップから12分52秒遅れのステージ8位に終わった。

 そして、このステージ3で光る走りをみせたのが、ダカールルーキーのアロンソ。前日のステージ2ではマシン左フロントを痛め、2時間30分以上の遅れを取り、総合47番手へと沈んでいたが、この山岳中心ステージでは快走をみせた。

2020年のダカールラリー、競技3日目にステージ5位を獲得。総合でもポジションを上げてきたフェルナンド・アロンソ(トヨタ・ハイラックス)

 アロンソは125km付近を通過した時点で、暫定トップだったアル-アティヤに対し2分遅れという好ペースを発揮すると、その勢いを維持したままフィニッシュ。ステージ優勝したサインツと6分14秒差のステージ5位に食い込んだ。

 この走りで総合でも順位を大きく上げ、総合32番手までジャンプアップを果たしている。総合トップとは2時間40分24秒差だ。

 四輪市販車部門を戦うチームランドクルーザー・トヨタ・オートボデーは三浦昂/ローラン・リシトロイシター組338号車がステージ42位、クリスチャン・ラビエル/ジャン・ピエール・ギャルサン組326号車がステージ40位でフィニッシュ。総合では順位が入れ替わり、ラビエルの326号車が総合37番手、三浦の338号車が総合39番手だ。

 トラック部門を戦う日野チームスガワラは、菅原照仁の512号車がステージ14位/部門13番手でステージ3を終えている。

 二輪部門ではホンダCRF450ラリーを操るリッキー・ブラベックがライバルを圧倒。ステージ2位に6分近いギャップをつけてステージ優勝を飾ると、総合でも4分43秒リードでトップを奪った。

 ブラベックに続く総合2番手はケビン・ベナバイズ(ホンダCRF450ラリー)、総合3番手はマシアス・ウォークナー(KTM450ラリー)だ。

 競技4日目となる8日(水)には、ネオムからサウジアラビア北西部にあるアル・ウラを目指す453kmのステージ4が行われる。リエゾンの距離は219km、1日合計の走行距離は676kmだ。