「ポスト安倍」に意欲? 閣議後会見で河野・小泉氏

河野太郎防衛相(左)、小泉進次郎環境相(右)

 自民党の次期総裁候補に取り沙汰される神奈川県内の閣僚が7日の閣議後会見で、首相のイスを狙う意気込みを問われる場面があった。河野太郎防衛相(衆院神奈川15区)と小泉進次郎環境相(同11区)は、ともに自身の職務に全力で取り組む姿勢を強調。本格化するとみられる「ポスト安倍」レースへの直接的な言及は避けた。

 河野氏は「防衛大臣としての職務をしっかり果たしていきたい」と説明。「25万人の隊員を預かり、日本の領土、領海、領空を守るのが防衛大臣の任務。それをしっかりやっていきたい」と述べた。

 小泉氏も「環境大臣としてしっかり仕事をする。それに尽きる」と強調。英紙タイムズの今年注目するべき世界の20人に選ばれ、力量が「試される年」と指摘されたことには「真価が問われるとは毎年言われている。今年も結果を出せる年にしたい」と語った。

 安倍晋三首相の党総裁任期は2021年9月まで。今年は「ポスト安倍」を巡る動きが活発化するとの見方が広がっている。

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