関電、熊谷組受注に便宜

元助役のどう喝受け、96年

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原子力安全システム研究所=福井県美浜町

 関西電力側が1996年9月に福井県美浜町で着工した原発関連施設の工事を巡り、同県高浜町の元助役森山栄治氏(故人)がゼネコンの熊谷組に受注させるよう当時の関電幹部をどう喝し、関電側が競合相手の大林組を説得、落札を断念させていたことが7日、共同通信が入手した森山氏と幹部との電話を録音した音声、幹部の業務日誌で分かった。

 関電子会社「原子力安全システム研究所」の新研究所建設工事で15億円規模。熊谷組が指名競争入札で落札した。森山氏とゼネコンの関係が判明したのは初めて。

 ゼネコンが絡む大規模工事でも森山氏の関与がなかったか、関電の第三者委員会の解明が望まれる。