リカルド、オーストラリア森林火災の被災者を支援。寄付金集めのためサイン入りレーシングスーツを提供

 オーストラリア出身のダニエル・リカルドは、母国での森林火災に苦しむ多くの被災者に向けた支援金集めのため、自身のレーシングスーツを提供することを発表した。

 オーストラリアの森林火災は2019年9月に発生、年末には激しさが劇的に増し、前例のない速度で広がり続け、大規模な破壊を引き起こしている。火災は主にニューサウスウェールズ州とヴィクトリア州で土地、家、野生動物の暮らしを破壊し、国全体に打撃を与えている。

 複数の政府機関や民間団体、救援活動団体が、被害を受けた人々のための寄付を求めているなか、リカルドも行動を起こした。メルボルンで行われる2020年F1開幕戦オーストラリアGPで自分が使用するルノーのレーシングスーツにサインを入れたものを、寄付を行うファンに提供することを決めたのだ。

「オーストラリアは深刻かつ破壊的な森林火災に苦しんでいる」とリカルドはインスタグラムに投稿したメッセージのなかで語った。

「親切にも寄付したいという方は、ぜひそうしてほしい」

「オーストラリア赤十字や、WIRES野生動物救助がある。他にも多くの団体があると思うけれど、このふたつの団体が僕が寄付をしたところだ。だから可能なら寄付をお願いしたい」

「今年のオーストラリアGPで僕が身に着けてレースをするレーシングスーツに僕がサインをして、くじ引きを行う。すべての収益はこのふたつの慈善団体に寄付する。これから数日のうちに、詳しいことを知らせるよ」

「このことで苦しんでいる人たち全員に、お見舞いの気持ちを伝えたい。その気持ちを持って一緒に行動しよう」

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