レンジャーズがチリーノスと契約合意 2年ぶりの古巣復帰へ

日本時間1月8日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、レンジャーズはフリーエージェントの捕手、ロビンソン・チリーノスと1年675万ドル+球団オプション1年で契約合意に達したようだ。チリーノスは2013年から2018年まで6シーズンにわたってレンジャーズでプレイしており、2年ぶりの古巣復帰となる。身体検査を経て、正式に契約成立が発表される見込みとなっている。

レンジャーズのロースターには現在、36歳のジェフ・マシス、27歳のホゼ・トレビーノと2人の捕手がいるが、総合力で勝るチリーノスが正捕手として起用される予定だ。経験豊富でディフェンス面に安定感のあるマシスが2番手捕手を務め、トレビーノはAAA級で実戦経験を積むことになると見られている。レンジャーズはオフシーズン当初から捕手のグレードアップを目指していたが、チリーノスを呼び戻すことで補強に成功した。

MLB公式サイトのマーク・フェインサンドによると、チリーノスの今季の年俸は575万ドルで、来季の契約は年俸650万ドルの球団オプションまたはバイアウト100万ドル。よって、チリーノスに保証されている金額は今季の年俸575万ドルと来季のバイアウト100万ドルを合わせた675万ドルとなる。

チリーノスは現在35歳。昨季はアストロズで正捕手を務め、114試合に出場して打率.238、17本塁打、58打点、OPS.790を記録。3年連続で17本塁打以上をマークしており、下位打線を担うことが多いものの、侮れない存在である。レンジャーズは昨オフ、より守備力の高い捕手を求めてチリーノスの契約オプションを破棄し、マシスを獲得したが、マシスは打率.158、OPS.433と予想以上に打てず、正捕手失格に。正捕手不在で戦った1年を経て、チリーノスを呼び戻すことになった。

なお、レンジャーズはフリーエージェントの外野手、ニコラス・カステヤーノスとも契約交渉を行っており、「ファイナリスト」の数チームのなかに含まれていることが報じられている。こちらの動向にも注目だ。

© MLB Advanced Media, LP.