平成最後のセンバツ覇者・東邦高 でも「後悔しかない…」 正捕手狙う沖縄出身の仲間裕也さん、夏V誓う

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「バッティングも磨いて、スタメンを狙う」と話す仲間裕也さん=2019年12月25日、金武町ベールボールスタジアム

 第91回選抜高校野球大会(春のセンバツ)で優勝した愛知県の東邦高校の合宿が12月25日から27日まで、沖縄県の金武町ベースボールスタジアムであった。金武区出身の2年生・仲間裕也さん(17)も参加し、練習に汗を流した。捕手として1、2番手にあり、「レギュラーを獲得し、夏の甲子園で優勝する気持ちしかない」と意気込みを語った。(北部報道部・村井規儀)

 仲間さんは兄の影響で、金武小学校1年生から野球を始めた。金武ジュニアスターズ、金武イーグルスと野球チームに所属し、金武中学校野球部では九州大会優勝に貢献した。

 「自分の力がどれくらいなのか、確かめたい」と高校は県外へ。強豪校・東邦は部員一人一人のレベルが高く練習も厳しく、「自分はこの程度なのか」とくじけそうになったことも。課題に向き合い練習を重ね、春のセンバツは背番号14でベンチ入りした。2回戦(広陵)で代打、準決勝(明石商)は代走で出て、憧れの甲子園の土を踏んだ。代打は見逃し三振で「緊張もあったが見逃しとは…。後悔しかない」。

 この2年間を「何でも話せる仲間たちができ、野球をより深く知ることもできた」と振り返る。ことしの春のセンバツは県大会で敗退し、残すは夏の甲子園だ。正捕手の座を獲得するため、セカンドへの安定したスローイングに励む。地元での合宿に「やる気も増す。打撃力も磨き、全試合に出る」と笑顔で誓った。

 父親の洋一さん(50)も、東邦のロゴの入ったユニホームを着て応援に駆け付けた。ティーバッティング中の息子に目を細めながら、「野球の技術に加えて、あいさつや言葉遣いもしっかりして成長を感じる。どこまでも支えたい」と話した。