経産省の「攻めのIT経営銘柄」、DXに焦点を絞り選定基準や銘柄の名称も変更

経済産業省は、東京証券取引所と共同で、2015年から上場会社の中から特に優れた「攻めのIT経営」を実践している企業を「攻めのIT経営銘柄」として選定し、これらの企業を、中長期の企業価値向上を重視する投資家にとって魅力のある企業として紹介して、企業の「攻め」のIT投資の促進等の取り組みを加速してきた。

一方、近年では、AI、IoT、ビッグデータ等のデジタル技術の普及に伴い、「ビジネスにITを活用する」域を超え、デジタル技術を前提として、ビジネスモデル等を抜本的に変革し、新たな成長・競争力強化につなげていく「デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)」の潮流が、グローバルに巻き起こってきている。これにより、「攻めのIT経営銘柄2019」では、DXを推進する取り組みを高く評価するように、選定方法の見直しを一部行った。

そして、2020年の銘柄では、DXに焦点を絞り込み、選定基準の全般的な見直しを実施する予定だ。また、銘柄の名称も「攻めのIT経営銘柄」から「デジタルトランスフォーメーション銘柄(仮称)」として、今回新たに銘柄名称の変更も行う予定だ。

新銘柄の選定方法や評価のポイント、アンケート調査の回答方法等に関する説明会が2月4日に開催される。

出典:経済産業省ウェブサイト

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