「優勝に最も近いチーム、ポジションつかめ」 DeNAラミ監督、ルーキー激励

取材に応じるラミレス監督

 「優勝に最も近いチームに入団した。自分たちでポジションをつかんでほしい」。横浜DeNAの新人合同自主トレーニングに臨むルーキーたちに力強く訓示したラミレス監督。球団では三原脩、別当薫以来、3人目となる就任5年目のシーズンを迎える指揮官の目標は当然22年ぶりの「リーグ優勝」。ただ、この日は就任以来掲げてきた勝利数を公言することはなかった。

 2016年から18年まで「80勝」に目標数を設定。最高は17年の73勝だった。昨シーズンは「90勝」とさらにハードルを高く設定したが、2位の71勝にとどまった。

 過去4年間を踏まえ、ラミレス監督は「数字はシーズンが始まって試合を重ねてくると具体的に見えてくるもの。プレッシャーに感じる選手もいる」と“現実路線”に修正。若きナインと足並みをそろえて悲願の頂を目指していく。

 ドラフト1位の森らと握手を交わし、「一人一人が強く握り返してくれた。皆自信があるというメッセージかな。感銘を受けたよ」と笑みをこぼした。ベイスターズの次代を担う新人選手の飛躍に期待を込めた。

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