滝沢秀明 VS メリー女史&娘ジュリー いまジャニーズ事務所内部が揉めまくっている! さらにメリー氏重病説の証言

画像は『家族の旅路 家族を殺された男と殺した男 DVD-BOX』より

実弟で昨年死去したジャニー喜多川氏と共にジャニーズ事務所を創業したメリー喜多川女史。昭和から平成、そして令和になった現在まで数多くの人気タレントを誕生させ、日本の芸能界における男性アイドルの牙城を築きました。

故・ジャニー喜多川氏といえば、「最も多くのコンサートをプロデュースした人」など3つの称号を獲得したギネス世界保持者でもありました。所属タレントたちからは〝ジャニーさん〟という愛称で親しまれ、そのエンターテインメント性の高さから「尊敬と感謝しかない」とお別れの会で涙したアイドルたち。

一方、昨年末に93歳の誕生日を迎えた今なお健在のメリー喜多川女史は、財政大臣という異名を持ち、事務所の実権を握っている人物。性格のキツさもあってタレントたちから恐れられている存在だと言います。

「昨年春頃から体調が芳しくなく、車椅子生活が続いている」と話すのは、ジャニーズの舞台関係者。

「とにかく彼女は威圧感がハンパない人。ハリー・ポッターの言葉に出してはいけないあの人、ヴォルデモードのような存在で、実際彼女にまつわる噂話は業界では御法度なんです。なぜかというと、古い表現になりますがかなりの地獄耳で、自分に向けられたネタティブな評判は一切認めようとしないし、陰口を叩いた相手は即刻、敵認定。聞き流すことができず、チャンスがあれば面と向かって噛み付いてくるような人なんです。年齢的にも体のあちこちにガタが来ているのは仕方ないとして、持病の膝と腰痛、そして心臓の方もあまりよくないらしく、療養してればいいのになぁとは思うのですが、性格なんでしょうか。車椅子で現場にやってきては檄を飛ばしています。なんせ事務所の金を握っている張本人ですし、彼女に気に入られればよりおいしい仕事も回ってくるし、優遇される仕組み。そういった旨味をはらんだ人物だということはみんな知っているんでしょうけど、所属アイドルたちからはひどく嫌われていて、人望もなにもない。比較すると叱られそうですが、故ジャニー喜多川氏とは器が違いすぎます」

SMAPを解散に追い込んだ戦犯として、ファンからも老害呼ばわりされているメリー女史。鋼の心臓を持ってしても、さすがに自分へ向けられたバッシングで気疲れしたのか、2016年以降から入退院を繰り返しているようです。しかし、なぜそんな状態にもかかわらず、わざわざ現場に顔を出すのでしょうか?

某テレビ局のプロデューサーはこう証言します。

「ジャニーさんが亡くなる約半年前に、滝沢くんが後継者になることが発表されました。もちろんそれにメリーさんも賛同、それどころか彼を養子縁組する話まであったと聞いてます。しかし、昨年の秋頃からメリーさんの実の娘・藤島ジュリー景子と滝沢くんがガチで対立。ジュリーさんがジャニーズ事務所の代表取締役に就任してからというもの、ますますわがままっぷりを発揮し、才能度外視で自分が贔屓にしているタレントだけを可愛がってるそうなんです」

一方の滝沢氏は、若き芽の才能を伸ばしてやり、頑張ってレッスンを積んでいる子たちに目をかけているとのことです。

「彼はジュリーさんと違って先を見据えてるんですよ。ジャニーズ帝国が崩壊しつつあると昨今言われてますが、それが現実にならないように、また故ジャニーさんの顔に泥を塗らないような育成方法をとって次世代アイドルを作るべく情熱を傾けてるんです。つまり、両者は経営方針がまるで違うんです」

メリー氏は滝沢氏を評価していることは間違いないそうですが、そうは言ってもやはり自分の娘ジュリーが可愛くて仕方がない。ジュリーのやり方は汚い、ずるいと言う声がタレントたちから上がっていることを知っているメリー氏は、自分が少しでも動けるうちに彼女への求心力を高めようと現場へ足を運び、「誰が一番偉いのか、私の娘ジュリーです」と釘を刺して回ってるという。

「僕にはそういう風に見えてますけど、完全に逆効果となってます」

タレントを私物化するジュリー氏と、乱れた風紀を正しながら育成に力を注ぐ滝沢氏。大半の所属タレントたちは、声を潜めながら「滝沢についていきたい」と意思表示しつつあると前出は続けます。

「滝沢くんより上の世代、例えば中居くんを例に挙げると個人事務所を立ち上げるかもしれないという話も出ているし、ほぼ放置状態にあるTOKIOやV6は完全にジュリーさんにそっぽを向いていると聞いています。彼らはジャニーさんが亡くなってからはとくに、生き地獄を味わっているんじゃないのかなぁ。ジュリーさんといえば嵐ですが、その嵐だって年内いっぱいでしょ。唯一、彼女の味方として手を挙げているのがNEWSの手越。だけど彼は風見鶏だから、ジュリーにもう力がないとわかれば、とっとと滝沢派に流れそう…。でも滝沢くんが手越の面倒を見るのかはわかりませんけどね。そもそも手越はだらしないですし、度重なるゴシップに、滝沢くんはずっと頭を悩ませますから」

広告代理店関係者も、こう話します。

「嵐は大野くんがもうグループ、事務所からも気持ちが離れた状態なので再結成はないと僕は確信してるんですけど、ジュリーさんはそうさせまいとあの手この手を尽すでしょうね。だけど、嵐とメリー&ジュリー親子の関係も微妙な状態になってて、それはなぜかというとジャニー喜多川氏の容態が悪化した時、プロモーションを兼ねた会見で現状を説明するよう嵐に指示を出したそうなんです。嵐の宣伝と実兄の病気をかけ合わせたプロモーションはどう見ても常軌を逸していたし、なぜそんなことを嵐にさせるのかとマスコミ各社から文句が出ていました」

ジュリー親子のやることは斜め上すぎるのでしょうか。

「あの人らは今後も若手の育成よりも自分の贔屓をなんとかしようと奔走するだけのような気がするから、ジャニーズの未来は滝沢くんにかかってると思いますね。ジュリーさんは仕事のやり方を変えていかないと、本当に大変なことになるんじゃないかな。母親のメリーさん、もう93ですよ。しかも、重病説もあるんです。今は車椅子で現場によく訪れていて相変わらず威勢は良いけど、そこに覇気は一切ない。ヤバイ状態なんじゃないかと、もっぱらの噂です」

現在、テレビ局や代理店、スポンサー巡りなども精力的にこなしているという滝沢秀明。ジュリーになんて任せてられるか!という表れなのかもしれない。それはそうと、メリー喜多川女史といえば、大の肉好きで酒豪。なのにここ数か月は現場に足を運べる以外、外出は控え、ひっそりと過ごしていると言います。真偽の程は定かではありませんが、複数の関係者から重病説も出ています。今が最も、ジャニーズが正念場であることは間違いありません。(取材・文◎那目鯛子)

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