暴風被害、福井では停電や屋根破損

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特急が運休となり混雑するJR福井駅=1月8日午後2時50分ごろ

 急速に発達した低気圧の影響で福井県内は1月8日、暴風が吹いて大荒れとなった。JR北陸線の特急が午後から運休になるなど交通機関が乱れた。また、南から温かく湿った空気が流れ込み、県内全10観測地点で4月並みの暖かさとなり、大野市で17.3度と40年ぶりに1月の最高気温を更新した。

 福井地方気象台によると、福井県内で同日午後6時までに観測した最大瞬間風速(最大風速)は▽坂井市三国26.7メートル(15.3メートル)▽福井市22.7メートル(11.8メートル)▽美浜町21.1メートル(9メートル)―だった。最高気温は大野市のほか、▽坂井市三国(16.4度)▽同市春江(15.7度)▽勝山市(16.2度)―となり、1月の観測史上最高となった。

 JR西日本金沢支社によると、北陸線の上下線で特急サンダーバードと特急しらさぎが計45本運休。普通は午後3時過ぎから金沢―福井間で運転を見合わせた。小浜線も午後4時ごろから運休した。

 えちぜん鉄道三国芦原線では、午後2時ごろに本荘―大関間で電車のパンタグラフが強風の影響で破損。このため西長田―三国港間で一時運転を見合わせた。

 沿岸部では、高波のため国道305号は大型車が福井市大味-南越前町甲楽城、普通車が越前町玉川-梅浦と同町米ノ-南越前町甲楽城で通行止め。越前・河野しおかぜライン(南越前町-敦賀市)も通行止めとなった。

 あわら市吉崎1丁目の国道305号でも、北潟湖の水が風にあおられて道路に流れ込み、300メートルが通行止めとなった。

 坂井市三国町米ケ脇4丁目の民宿ちひろでは午後2時ごろ、海からの強風にさらされ、屋根のトタンが一部吹き飛び落下した。坂井市や福井市、大野市などでは停電が発生した。県教委などによると、一部の中学校で部活動や補習を取りやめ、下校時間を繰り上げた。

 福井地方気象台によると、9日の県内は次第に風は弱くなる見通しで、曇り朝晩は雨の予報。