ヤマシタヘルスケアHD 営業体制強化で大幅増益 11月中間決算

 医療機器卸売業の山下医科器械(佐世保市)を傘下に置くヤマシタヘルスケアホールディングス(HD、福岡市)が8日発表した2019年11月中間連結決算は、純利益が前年同期比375.6%増の4億1300万円で大幅な増益となった。
 営業体制の強化に加え、昨年10月の消費税率引き上げに伴う駆け込み需要もあり、コンピューター断層撮影装置(CT)や超音波診断装置など主力商品の販売が伸びた。売上高は同12.6%増の330億9200万円、営業利益は同229.4%増の5億3300万円だった。
 中間期の業績を踏まえ、昨年7月公表の通期予想を上方修正。売上高は637億8千万円、純利益は4億2300万円を見込む。
 また、NTT東日本と協業契約を結び、医療機関でのWi-Fi導入・運用や、防犯用のクラウドカメラ運用などを支援する新サービスを24日から始めることも発表した。

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