稽古始め 神様に薄茶 長崎国際大「初釜」

自分でたてた茶を味わう学生=佐世保市、長崎国際大

 佐世保市ハウステンボス町の長崎国際大で8日、茶道の稽古始めとなる「初釜」があり、国際観光学科と健康栄養学科の2、3年生計約40人が参加した。
 同大は建学の理念であるホスピタリティーの精神を習得させるため、武家茶道「鎮信流」を教えている。この日は正月を祝おうと、広間を鶴などの絵が描かれた掛け軸や菊の花で装飾。3年生2人がお点前を披露し、神様に薄茶をお供えした。その後、学生全員が自分たちで茶をたて、和菓子と一緒に楽しんだ。
 健康栄養学科2年の小野琴子さん(20)は「茶道は茶をたてるだけでなく、日常の所作も学べる。先輩のお点前を見て、3年生になっても勉強を続けたいと思った」と話した。

© 株式会社長崎新聞社