Dバックスが救援右腕・ロンドンと合意 1年300万ドルとの報道

日本時間1月9日、関係者がMLB公式サイトのジェシー・サンチェスに伝えたところによると、ダイヤモンドバックスはフリーエージェントのリリーフ右腕、ヘクター・ロンドンと1年300万ドルで契約合意に達したようだ。身体検査を経て、正式に契約成立が発表される見込みとなっている。

関係者によると、ロンドンの今季の年俸は250万ドルで、来季の契約は年俸400万ドルの球団オプションまたはバイアウト50万ドル。よって、ロンドンに保証されている金額は今季の年俸250万ドルとバイアウト50万ドルを合わせた300万ドルとなる。また、今季の完了試合数に応じて球団オプションの年俸は最大500万ドルまで増額される可能性があるという。

現在31歳のロンドンは、昨季アストロズで62試合に登板して60回2/3を投げ、3勝2敗、19ホールド、防御率3.71、48奪三振を記録。メジャー7年間で421試合(年平均60試合)に登板しており、アストロズでの2年間では主にセットアッパーを務めたが、カブス時代には2014年に29セーブ、翌2015年に30セーブをマークするなど、クローザーを務めた経験もある。

昨季の速球の平均球速が96.7マイルを記録するなど、その球威に陰りは見えておらず、ダイヤモンドバックスでも勝ち試合の終盤に起用されるケースが多くなるだろう。今オフのダイヤモンドバックスのブルペン補強は、ジュニア・ゲラに続いてロンドンが2人目であり、アーチー・ブラッドリーとクローザーの座を争う可能性もある。実力をしっかり発揮できれば、フリーエージェントとなった平野佳寿の穴を埋める存在となりそうだ。

ダイヤモンドバックスはコール・カルフーンやマディソン・バムガーナーの獲得により、必要な補強をほぼ終えている。今後は控え野手やリリーフ投手など、選手層に厚みを加えるための動きを見せることになるだろう。また、今季終了後にフリーエージェントとなる先発左腕、ロビー・レイにはトレード放出の可能性があり、こちらの動向にも注目だ。

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