FAのオズーナ カージナルスとの再契約を希望か

過去2シーズンをカージナルスで過ごし、フリーエージェントとなってクオリファイング・オファーを拒否したマーセル・オズーナは、年が明けてもまだ契約先が決まっていない。しかし、オズーナには意中の球団があるようだ。ドミニカ共和国のニュース・ネットワーク「CDN37」のネフタリ・ルイーズは、オズーナがカージナルスとの再契約を最優先に考えていることを伝えている。

ルイーズのリポートによると、オズーナはカージナルスとレンジャーズの2球団が争奪戦のフロントランナーとなっていることを示唆したという。そして、両軍から同等のオファーがあり、オズーナ自身が選択できるのであれば、オズーナはカージナルスと再契約を結びたいと考えているようだ。

オズーナ争奪戦にはレッズも加わっていると見られていたが、レッズは3年2100万ドルで秋山翔吾を獲得。秋山のほか、ジェシー・ウィンカー、ニック・センゼル、アリスティデス・アキーノ、フィリップ・アービンなど、チーム内に外野のレギュラー候補は多く、オズーナ争奪戦からの撤退が確実視されている。

オズーナは、オフシーズン序盤にセントルイスで過ごした時間が楽しかったこと、カージナルスとの再契約に前向きであることなどを明らかにしていた。ルイーズのリポートから判断する限り、オズーナのセントルイスへの愛着は変わっておらず、カージナルスとの再契約を最優先に考えていると見られる。

また、オズーナはカージナルスからのクオリファイング・オファーを拒否しているため、カージナルス以外の球団がオズーナを獲得する場合、今年のドラフトにおける指名権の喪失が発生する。レンジャーズはクオリファイング・オファーの対象でないニコラス・カステヤーノスの獲得にも乗り出しており、レンジャーズが指名権喪失を嫌ってカステヤーノス獲得を優先するのであれば、オズーナのカージナルス復帰が現実味を帯びることになるだろう。オズーナの希望は実現するのか。今後の動向に注目したい。

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