高橋克典が沢尻エリカの尻拭いでダウン 身勝手な女優のわがままの代償は大きかった 2019年は代役が苦労する年だった!

画像は『P‐chu!―沢尻エリカ写真集』より

2019年といえば、出演者の不祥事降板からの代役で継続決定という騒動が頻発した印象がありますが、それで迷惑を被った共演者の苦労を思うと気の毒すぎるところがあります。そんな中、麻薬取締法違反の疑いで逮捕された沢尻エリカ被告の降板を受け、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』の撮り直し被害にあった俳優の高橋克典さんが過労のせいで体調不良に陥っていたことが話題になっています。

高橋さんは1月8日、東京都内で定食屋チェーンの「大戸屋」の1日店長を担当。高橋さんといえば昨年12月27日、ブログにて体調不良であることを明かして話題に。「12月入ってからずっと倒れそうな状態のまま、なんとかゴールまできました」「栄養とって1日納得いくまで寝りゃ治るだろうとおもってたのに、休みまで駆け込んだ途端に、このところ両足首の軽い捻挫や、全身にあった不調と、左肩にあった激痛と、11月からあった左耳の異常と、軽い吐気と目眩、左上の歯か顎の異常が暴れ出し、激痛でおーっ!これから病院のハシゴです」と不調のオンパレード状態であったことを報告したのです。

高橋さんは体調不良については「すっかり元気です」と復活したことを報告しながら、原因は過労だったことを報告。高橋さんは『麒麟がくる』にて織田信長の父・織田信秀を演じているため沢尻被告の降板後は撮り直しが大変だったようで「撮り直しはエネルギーを使いました」と本音を吐露していました。

代役といえば、昨年は麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたピエール瀧さんの代わりに大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜』に三宅弘城さんが出演。また強制性交容疑で逮捕された新井浩文被告の代わりにドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)にやべきょうすけさんが出演、といったことがありましたが…。

「新井被告の場合は第9話のゲスト出演というだけだったので、急遽やべさんにお願いして速やかに対処し、DVDやネット配信にて出演シーンを差し替えていました。反対に、かなり大変だったのが『いだてん』スタッフや三宅さんでしょう。瀧さんは主人公の金栗四三の足袋を作る足袋屋・黒坂辛作という重要な役で、3月の逮捕時はすでにお茶の間にそのキャラの存在感が浸透していた中での代打。三宅さんの初登場は4月28日放送の第16回からでしたが、年末に放送された総集編では瀧さんの出演場面がすべて三宅さんに差し替わっていましたし、今年4月24日発売の『いだてん 完全版 DVD-BOX』では、瀧さん出演の4〜8話は、すべて三宅さんで撮り直ししていると公式から告知されています。まさに、三宅さんやスタッフがいつ倒れてもおかしくないハードスケジュールで撮影が敢行されたのだろうと想像できます。相当大変だったでしょう」(テレビ局勤務)

制作スタッフや代役俳優の想像を絶する苦労を鑑みるに、俳優・女優の身勝手な行いからくる不祥事はつくづく罪深い、と思わざるを得ません。(文◎小池ロンポワン)

※タイトル画像は『P‐chu!―沢尻エリカ写真集』より

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