2020年殿堂入り投票 ジーターは満票をキープ

全米野球記者協会によるアメリカ野球殿堂入り投票の結果は日本時間1月22日に発表される。投票権を持つ記者のなかには自身の投票内容を公開する者もおり、それを独自に集計した「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」というサイトがある。そのサイトによると、143人分(匿名5人を含む)の投票内容が明らかになった時点で、デレク・ジーターは満票をキープしており、ラリー・ウォーカー、カート・シリング、バリー・ボンズ、ロジャー・クレメンスも殿堂入りラインとなる得票率75%を上回っている。

現時点の得票率はジーターが100%、ウォーカーが84.6%、シリングが80.4%、ボンズが76.9%、クレメンスが75.5%となっている。しかし、事前の得票率は最終結果より高くなる傾向があるため、ボンズとクレメンスの殿堂入りは今回も難しく、ウォーカーとシリングが75%を超えるかどうかも微妙なところだ。殿堂入りが確実と言えるのはジーターだけであり、昨年のマリアーノ・リベラに続く満票選出が達成されるか注目が集まっている。

また、MLB公式サイトでは投票権を持つマーク・フェインサンド、ジェフリー・フラナガン、クリス・ハフト、リチャード・ジャスティス、ジョン・ポール・モロシ、T.R.サリバンの6人が自身の投票内容を公開している。ボンズ、クレメンス、ジーター、ウォーカーの4人が6人全員から得票し、スコット・ローレン、シリング、オマー・ビスケルの3人も5票を獲得。ゲーリー・シェフィールドにも4票が入った。なお、6人の投票内容は以下の通り(投票できるのは最大10人まで)。

マーク・フェインサンド
1. バリー・ボンズ
2. ロジャー・クレメンス
3. デレク・ジーター
4. ジェフ・ケント
5. マニー・ラミレス
6. スコット・ローレン
7. カート・シリング
8. ゲーリー・シェフィールド
9. オマー・ビスケル
10. ラリー・ウォーカー

ジェフリー・フラナガン
1. バリー・ボンズ
2. ロジャー・クレメンス
3. デレク・ジーター
4. アンドリュー・ジョーンズ
5. マニー・ラミレス
6. スコット・ローレン
7. カート・シリング
8. ゲーリー・シェフィールド
9. オマー・ビスケル
10. ラリー・ウォーカー

クリス・ハフト
1. バリー・ボンズ
2. ロジャー・クレメンス
3. トッド・ヘルトン
4. デレク・ジーター
5. ジェフ・ケント
6. カート・シリング
7. オマー・ビスケル
8. ビリー・ワグナー
9. ラリー・ウォーカー

リチャード・ジャスティス
1. バリー・ボンズ
2. ロジャー・クレメンス
3. トッド・ヘルトン
4. デレク・ジーター
5. スコット・ローレン
6. カート・シリング
7. ゲーリー・シェフィールド
8. ビリー・ワグナー
9. ラリー・ウォーカー

ジョン・ポール・モロシ
1. バリー・ボンズ
2. ロジャー・クレメンス
3. デレク・ジーター
4. アンドリュー・ジョーンズ
5. ジェフ・ケント
6. スコット・ローレン
7. カート・シリング
8. ゲーリー・シェフィールド
9. オマー・ビスケル
10. ラリー・ウォーカー

T.R.サリバン
1. バリー・ボンズ
2. ロジャー・クレメンス
3. デレク・ジーター
4. アンドリュー・ジョーンズ
5. スコット・ローレン
6. オマー・ビスケル
7. ビリー・ワグナー
8. ラリー・ウォーカー

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