破裂音「必死で逃げた」約30世帯が避難 京都で13棟火災 

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炎を上げて燃える民家など(9日午前7時ごろ、京都市南区吉祥院石原上川原町)=住民提供

 9日午前6時45分ごろ、京都市南区吉祥院石原上川原町の竹材店から出火、木造2階建ての住居部分と平屋の作業場2棟の3棟計約400平方メートルが全焼した。市消防局によると、隣接する民家など10棟に延焼し計約900平方メートルが焼けた。全体で約1300平方メートルが燃え、約30世帯が避難したが、けが人はいないという。消防車両25台が出動し、正午現在、消火活動を続けている。

 複数の住民によると、出火覚知の直前に「ボン、ボン」と木材がはじけるような音がした。高齢者が多く住む地域で、住民同士が「火事だ!」と叫んで避難を呼び掛けて回り、近くの公園などに逃げたという。
 所有する倉庫が類焼した主婦(69)は「通帳と財布をつかみ、家族と一緒に必死で逃げた。命が助かってよかった」と話した。
 現場西側のマンション5階に住む男性(72)は「破裂音が聞こえたので外に出ると、(竹材店付近が)勢いよく燃えていた。顔が熱くなるほどだった」と驚いた様子だった。
 現場はJR西大路駅から南西約1.5キロの住宅が密集する地域。

消火活動が続く火災現場(9日午前11時36分、京都市南区吉祥院石原上川原町)