サンフレッチェ広島、2020新ユニフォームを発表!「飛び交う矢と矢羽」をデザイン

サンフレッチェ広島とキットサプライヤーのNikeは9日、2020年シーズンの明治安田生命J1リーグで使用する新ユニフォームを発表した。

2019年シーズンの序盤は好調を維持したが、その後は一進一退。終盤には再び上位争いに絡むが、リーグ最終盤に4試合連続で勝利に見放され失速。最終的に6位でシーズンを終えている。だが、若手選手の躍動は好材料で、2020年シーズンは彼らの更なる飛躍が期待される。

Sanfrecce Hiroshima 2020 Nike Home

2020年シーズンモデルのデザインテーマは『伝統と革新』。エンブレムに描かれている矢と矢羽根に触発されたグラフィックは、矢の素早い動きと矢羽の質感を大胆に表現。グラデーションを加えることでグラフィックに躍動感を与え、ピッチを駆け巡る選手の動きをダイナミックに飛び交う矢と矢羽根で表している。

同時にデザインは、中国山地に生息するツキノワグマの強力な爪跡も表現。縄張りに入ってきた敵を威嚇し、強烈な攻撃力で敵の息の根を止めるといった意味合いを持ち、身を削ってでもチームの勝利に貢献するという熱い想いが込められている。

2015年以来、5年ぶりとなる伝統のバイオレットを全身に採用。コンプリートもこのような感じで、実に広島らしいカラーリングと言える。

首元の内側には「3本の矢」をプリントする。各部のスポンサーだが、右鎖骨は「Hisence(ハイセンスジャパン)」。

胸は「EDION(エディオン)」で継続。背面画像は無いが、背中スポンサーは引き続き背中上が「MAZDA(マツダ)」、背中下は「広島銀行」となる。

右袖にはリーグバッジとホームタウン「HIROSHIMA」を装着。

左袖スポンサーは「you me(イズミ)」、そしてパンツは「TERAL(テラル)」でそれぞれ継続となる。

2020年はその被爆75年の節目の年を迎える。広島に存在するクラブの使命として“One Ball. One World”をキャッチコピーに掲げ、決して風化させてはいけない8月6日の記憶と、サッカーを通して世界平和の願いを発信し続ける想いを表現している。

Sanfrecce Hiroshima 2020 Nike Away

アウェイユニフォームは昨年12月に発表。同じNikeをサプライヤーに持つ浦和レッズ、鹿島アントラーズと共通の「統一デザイン」という斬新さが話題となった。日の丸に着想を得たこのデザインは、日本から世界に羽ばたくチームの姿を表現している。

9日のユニフォーム発表会ではGKキットもお披露目に。グリーンをベースカラーに、不規則な形状のグラフィックが目を引くデザインとなっている。

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