日テレと言えば……お得意ですよね(写真はイメージです)
4歳男児を8キロ歩かせた『はじめてのおつかい』(日本テレビ系)に対し、視聴者から「明らかに虐待やろ…」「虐待そのもの」といった声が寄せられているようです。
生まれて初めてのおつかいに挑戦する子供たちに密着し、その奮闘ぶりに多くの視聴者の感動を呼ぶ人気番組『はじめてのおつかい』。
問題となっているのは1月6日の放送で、4歳8ヶ月の男児が、姉の忘れ物であるミュージカルの楽譜を小学校まで届けるといった内容でした。
片道2キロの道のりを歩き、無事に小学校まで辿り着いた男児。しかし、姉の忘れ物は楽譜だけでなく、ミュージカルの台本も男児が持ってくる必要があったのですが、それを母親が男児に渡し忘れていたことが発覚します。
その事態に姉は『人に借りるからいいよ』と頑張った男児を褒めていましたが、やりきれず納得のいかない男児。家に戻り事情を説明すると、男児の悔しさを感じ取った母からは『もう一回行ける?』と促されます。
男児はその言葉に頷き、泣きながらもう一度学校へ。最終的に、おつかいは無事成功に終わりましたが、足早に長い道のりを行き来した疲れで男児はぐったりした様子を見せていました。
この様子をスタジオで見守っていた出演者らは感動に包まれていましたが、視聴者からは4歳の子供を計8キロ歩かせたことに対し疑問の声が上がってしまいます。
Twitterなどでは「明らかに虐待やろ…演者もおかしいと気付かないのもヤバい…散々虐待するなと報道しておきながら自分達はOKなの?」といった声をはじめ、
「これに感動したとか言ってる人は、“感動ポルノ”の中毒者ですね。8キロも歩かせるのは虐待そのもの。2回目開始の時点で母親かスタッフが止めるべき」
「本当は4キロのところをミスって2往復させたらしいけど本来の4キロでも十分頭おかしいでしょ…」
「昨日のはじめてのおつかいは酷かった。子供に8kmを歩かせるのは、虐待と批判されても仕方ないと思う。大人でも歩こうとは中々思わない距離だ」
「そもそも小学生にも満たない幼児におつかいさせる事がおかしいんだよ。小学校低学年くらいがちょうどいい」
「苦難を乗り越える子どもを見て大人が感動する演出ばっかり。より幼く、より過酷にって方向に行くことは目に見えてた。見てるやつ全員加害者」
といった声が見受けられました。
しかし、その一方で、
「はじめてのおつかい、虐待とか思う人がいるってびっくりしてる」
「子供はむしろ満足してる様子だったぞ。そういう何でもかんでもクレームつけんのやめろよ」
「ヤラセ企画に目くじら立てんなよ」
「途中で車に乗せてるに決まってる」
「何でもかんでも虐待だなんて言う人が悲しい。子供が頑張っているのだから、素直に応援しようよ」
といった声も寄せられているようです。
様々な意見が寄せられ物議を醸しているようですが、今回の件はやはりやりすぎであったと多くの視聴者が感じています。子供の奮闘ぶりには拍手を送りたいものですが、無理のない程度でやめさせる判断を親や番組サイドがするべきだったのではないでしょうか。それにしても「日本テレビ」って……。(文◎絹田たぬき)