米国とイラン、敵意が拡大

全面衝突回避も緊張続く

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7日、イランの報復攻撃を受け、米ホワイトハウスで対策を協議するトランプ大統領(右奥)ら政権高官(ホワイトハウス提供、ロイター=共同)

 【テヘラン共同】トランプ米大統領が8日の演説で、対米報復攻撃に踏み切ったイランへの反撃を見送る意向を表明した。全面的な武力衝突はひとまず回避されたが、最高指導者最側近の有力司令官を殺害されたイラン側の敵意は深まっており、互いが武力に訴えた事実は重い。イランに経済制裁で「最大限の圧力」をかける米政権の方針も変わらず、緊張の緩和は困難だ。

 イランと敵対するイスラエルやサウジアラビアといった中東諸国は、親イラン民兵組織などによる予測困難な攻撃にも警戒を強め、緊迫した情勢が続く。

 トランプ氏はホワイトハウスでの演説で「イランの核兵器保有は許さない」と宣言した。