スマトラトラ赤ちゃん 愛称は「ムジュ」、ズーラシア発表 25、26日公開

愛称は「ムジュ」に決まった(よこはま動物園ズーラシア提供)

 よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区)は9日、昨年8月19日に同園で誕生したスマトラトラの雌の愛称が「ムジュ」に決まったと発表した。インドネシア語の「幸運」に由来し、25、26日には愛くるしい姿を見ることができる。

 スマトラトラは、インドネシア・スマトラ島に生息する絶滅危惧種。同園では開園した1999年から人工繁殖に取り組んでいる。3、4頭で生まれることが多いが、ムジュは一人っ子。同年代の仲間がいないため、飼育員にじゃれるなど人なつっこく、活発だという。

 愛称は昨年12月25日~1月6日に行った来園者投票で決定。人工保育となって一命を取り留めた経緯を持つことから、「幸運」の意味を持つ「ムジュール」をもじった「ムジュ」が総数1058票のうち最多の382票を得た。

 25、26の両日は午後2時から3時半まで一般公開する。問い合わせは、同園電話045(959)1000。

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