庄川氾濫想定し訓練 9月に砺波市

©株式会社北國新聞社

 砺波市は、昨年10月の台風19号で東日本を中心に水害が相次いだことを受け、9月27日、庄川の氾濫を想定した本格的な防災訓練を庄川町地域で行う。昨年3月の洪水ハザードマップ改定で、庄川の堤防が決壊した場合、同地域の大半が3メートル以内の浸水に遭うことが分かった。住民一人一人が防災行動計画を作成し、企業や団体と連携した実践訓練を行って災害に備える。

 庄川の氾濫と山間部の土砂災害を想定して、庄川町地域の種田、青島、東山見、雄神の4地区で訓練を行う。庄川町五ケの種田農村公園を主会場とする。

 市は今年度内に、災害発生時にどのように行動するかを市民一人一人がまとめるスケジュール表「マイタイムラインシート」を作成する。9月の訓練では、災害協定を結んだ企業や団体と連携し、住民が同シートを基に各施設に避難する。

 改定後のハザードマップによると、種田地区の避難所だった集落センターや集会所が浸水するため、同地区自治振興会は昨年、地区内にある2階建てのJAとなみ野稲種センターや3階建てのとなみの工業と協定を結び、施設を避難所として利用できるようにした。

 昨年の台風19号では東山見、雄神地区で、避難準備・高齢者等避難開始を示す大雨・洪水警戒レベル3が発令され、住民が庄川健康プラザなどに避難した。種田地区自治振興会の土居野哲会長は全国で多発する大規模な水害に、「庄川の堤防決壊の可能性もゼロではない。多くの住民の参加を呼び掛けたい」と話した。