9日にスーペルコパ・デ・エスパーニャ準決勝が開催し、アトレティコ・マドリードとバルセロナのビッグマッチが実現した。
【スーペルコパ】サウジアラビア開催の準決勝はレアルに軍配! バレンシアを退け決勝進出!
レギュレーションの変更により相まみえた同カード。守護神マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンが負傷離脱中のバルサはGKにネトを起用し、対するアトレティコはアルバロ・モラタとジョアン・フェリックスが2トップを組んだ。前半攻勢に出たのは昨季リーグ王者バルサ。リオネル・メッシが複数人に囲まれながらもドリブルでゴール前まで持ち運び、チャンスを創出する。
それでも、先にスコアを動かしたのは劣勢だったアトレティコ。後半開始のキックオフとともに奇襲を仕掛けると、最後はコケが右足で押し込み電光石火の先制弾をゲットする。いきなりゴールが生まれたことで後半は激しいオープンな展開となり、51分にメッシが右足を振りぬきスコアをタイに戻す。62分にはルイス・スアレスのシュートのこぼれ球に反応したアントワーヌ・グリーズマンが頭でネットを揺らし、バルサが逆転に成功する。
ここ数年でバルサが対戦成績を圧倒する中、ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコが不屈の魂を見せる。81分にビトーロが倒されて獲得したPKを、キッカーを担当したモラタが沈め同点に。86分にはモラタのパスに抜け出したアンヘル・コレアが値千金のゴールを決め、アトレティコが再逆転しタイムアップ。3-2でバルサを勝利し、アトレティコがレアル・マドリードが待つ決勝進出を果たした。