中部横断自動車道全線開通に向けた取り組み

©山梨県

 中部横断自動車道は、新東名高速道路と中央自動車道、上信越自動車道を結び、国際拠点港湾である清水港と新潟港を陸路で連絡する、日本の新たな物流の軸として、大きな効果をもたらすことが期待されています。

山梨県は日本列島の横軸である中央自動車道と縦軸である中部横断自動車道が交差する位置にあり、新たな高速道路ネットワークによる、大きなポテンシャルを持っています。

 中部横断自動車道は、静岡・山梨間の約8割(約61km/約74km)が開通済みであり、令和2年内には静岡・山梨間が全線開通する予定です。残る山梨・長野間の未整備区間である長坂から長野県八千穂間も、環境影響評価の手続きを長野県とともに進めるなど、早期事業化に向けた対応を力強く行っています。

 静岡・山梨間の沿線地域では、新たな木材加工メーカーの操業や県外物流会社の物流センター及び大手化粧品メーカーの新工場の整備などが見られているほか、令和元年7月の地価調査では、工業地価格の平均変動率が27年ぶりに上昇し、全国平均を上回るなど既に開通の効果が現れてきています。

 更に全線が開通すれば、山梨県は、東京圏と中京圏を結ぶ横軸と、太平洋と日本海を結ぶ縦軸とのクロスポイントとなることから、全国的な物流拠点として、ヒトやモノの流れが一層加速し、広域物流の効率化による経済の更なる発展が期待されます。

 こうした本県の優位性を生かす取り組みとして、高い経済的波及効果が見込まれる物流施設の誘致を進めることを目的に、令和元年9月27日に、「やまなし未来物流等推進計画」を策定しました。

 本計画に基づき地域経済牽引事業計画を作成し、知事の承認を受けることで、日本政策金融公庫による長期・固定金利での融資が受けられます。さらに、国の先進性の確認を受けた場合には、法人税や所得税の減免、不動産取得税や固定資産税の課税免除などの支援も受けられます。

 高速道路ネットワークを生かした本県へのアクセス優位性や、計画に基づく優遇措置を、名古屋・関西方面をはじめとする西日本の経済界などに広くPRすることにより、企業誘致を進めるとともに、地域の資源を生かした観光振興などにも努め、開通効果を最大限発揮できるよう、引き続き、様々な施策を推進していきます。

中部横断自動車道の整備状況
中部横断自動車道の整備効果
令和元年11月17日に開通した富沢IC-南部IC間(写真:富沢IC付近)
富沢IC-南部IC間の開通式典
富沢IC-南部IC間の開通プレイベント
富沢IC-南部IC間の開通プレイベント