カージナルスとレイズで有望株を含むトレードが成立

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日本時間1月10日、カージナルスとレイズの間で複数の選手を含むトレードが成立したことが発表された。カージナルスはホゼ・マルティネスとランディ・アロザレーナの両外野手と今年のドラフトにおける戦力均衡ラウンドAの指名権(全体38位)をレイズへ放出し、2018年ドラフト全体16位指名のマシュー・リベラトーレ、19歳のエドガルド・ロドリゲス、今年のドラフトにおける戦力均衡ラウンドBの指名権(全体66位)を獲得。人員余剰気味となっていた外野手を整理するトレードとなった。

今回のトレードに含まれる選手のなかで、最もメジャーでの実績があるのはマルティネスだ。レイズのエリック・ニアンダーGMは、左打者偏重の打線に右打ちの強打者を加えたい意向を示していたが、メジャー通算打率.298を誇るマルティネスはそのニーズにフィットした存在と言える。昨季は128試合に出場して自己最低の打率.269に終わったものの、左腕には打率.329、OPS.997と強さを発揮。守備に不安を抱えているため、指名打者制のアメリカン・リーグへ移籍することも追い風となるだろう。

24歳のアロザレーナは、昨年8月にメジャーデビューを果たし、19試合で打率.300、1本塁打、2盗塁、OPS.891を記録。マイナー直近3年間で61盗塁を記録するなど俊足好守が魅力の外野手で、昨季の平均スプリント・スピード(29.4フィート/秒)はメジャー平均を大きく上回っている。新天地では外野4番手争いに加わることになりそうだ。

カージナルスが獲得したリベラトーレは、2018年ドラフト全体16位指名のプロスペクト左腕で、同年ドラフトでカージナルスが1巡目指名したノーラン・ゴーマンの親友でもある。昨季はA級で16試合(うち15先発)に登板して78回1/3を投げ、6勝2敗、防御率3.10、76奪三振をマーク。数年後の先発ローテーション候補として期待されるが、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)を獲得するためのトレード要員となる可能性も指摘されている。

19歳のロドリゲスは、昨季ルーキー級でプレイした捕手で、10試合のみの出場ながら打率.400、OPS.949を記録。なお、カージナルスは外野手2人を放出したことにより、残留を希望していることが報じられているマーセル・オズーナとの再契約交渉が加速する可能性もありそうだ。