林家木久扇、自身のドラマに「つくづくバカだなって」。柄本時生が熱演!

2017年からBS日テレでシリーズ放送している“BS笑点ドラマスペシャル”。その第3弾となる「BS笑点ドラマスペシャル 初代 林家木久蔵」が1月11日(午後7:00)に放送される。モデルとなった林家木久扇は、「とっても面白くて、これはすごく視聴率が取れると思いました。私は漫画家を志していて落語家に転向したんですけれど、清水崑さんという私の漫画の先生が『群れるなよ』って送り出してくれて、そのシーンが大変印象的でした」と太鼓判を押した。

「笑点」内で不動の“おバカキャラ”を貫き、異彩を放ち続ける林家木久扇(初代・林家木久蔵)だが、番組出演当初は無個性で特徴がなく、レギュラー回答者から降ろされる寸前までいったことがある。同作では、そんな“おバカのスーパースター”林家木久扇の知られざる原点を描く。柄本時生が木久蔵を、その妻を成海璃子が務める。自分の人生のドラマ化に、木久扇は「思いつきで生きてきたなと思っていまして、『ああこんなことしてたんだ』ってビックリしましたね。バカだなってつくづく思いました」と自虐。

落語に挑戦した木久蔵役の柄本は「きつかったですね。緊張しました。『間』だとか、お客さんの『空気感』が他にはない感じ。『もうちょっとここの間を空けたら、もしかしたらウケるのかな』という、一瞬の波みたいなものを2、3回感じた瞬間があり、『ああ、これは病みつきになるな』って思いました」と魅了されたようで、「歴代の笑点のメンバーが出てきて、あー、この人いたな!と思い出す。その感覚がこのドラマの見どころなんじゃないかなと思いました。背景にこんなドラマがあるんだなと、毎週放送の笑点の見方も変わってくるんじゃないか」とアピール。

妻役の成海は「けっこう衝撃的な出来事が多い人生です」と予告し、「木久蔵さんとの初めての出会いの場面も結婚式の場面も、現実でこんなことあるんですか?というようなドラマチックな出来事ばっかりで、そこが見どころだと思います」と話している。

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