織田信長ら戦国武将が“犬”に転生!「織田シナモン信長」に堀内犬友ら謎の新人声優が挑む!!

1月10日からテレビ東京系でスタートするアニメ「織田シナモン信長」(金曜深夜1:23)の先行上映イベントが都内で行われ、多数のファンが会場にはせ参じた。登壇したのは、織田シナモン信長役の堀内犬友、伊達ブー政宗役の犬川登志夫、武田ラッキー信玄役の犬田哲章という超大型“新人”声優。そして、尾田市子役の熊田茜音と三津秀人役の七海ひろきを交え、宣教師役の高橋伸也の司会でトークショーが開催された。

本作は、月刊コミックゼノンで連載中の目黒川うな氏の同名コミックのアニメ化。戦国時代に“覇王”と呼ばれた織田信長が、現代の日本に“柴犬”としてよみがり、同時代の名将たちも、またなぜか次々と犬に転生。愛嬌(あいきょう)満点のルックスで、中の人は戦国武将というギャップに癒やされる異色のコメディー作品だ。

トークショーでは、まず“新人”の3人があいさつ。堀内が「マジで緊張しました。周りの圧がスゴイんですよ。それに負けじと声を張ってやると、こちらの2人の新人たちは、逆に引いてくる。巧みすぎる(笑)」と現場の様子を明かすと、犬川も「新人なのにこんな大役をいただいていいのかな~と。周りも新人とはとても思えない人ばかりでしたけど(笑)。この中で自分が目立つためにどうしたらいいかと、そればかりを考えていました」と新人らしいコメント。

しかし、犬田は「僕は『戦国BASARA』では武田信玄の役をやってて、『信玄ならいいな』と思ってたんですが、見たら犬のキャラクターで…もうかわいい! あと、現場では普段なかなか会えない、でも何十年も前にはよく会ってたメンバーがそろってて…」と、設定を大胆に無視したトークを展開しはじめ、慌てて「会ってませんよ! 新人なんだから」(犬川)、「初めて会うんじゃないですか!」(堀内)と制止され、会場は爆笑に包まれた。

この威風堂々とした新人たちを前にして、熊田が「この方々と一緒のアフレコブースに入るときは本当に緊張しました。もうオーラが全然違うんですよ。…あ、新人さんなんですけど、大型新人さんの方々のオーラって本当にすごくて…」と若干緊張気味に述べると、犬川にすかさず「いや、新人に“さん”はつけなくていいから!」とツッコまれ、しどろもどろになる場面も。しかし「こんなに楽しい現場はないってくらい、皆さんが楽しい雰囲気を作ってくださって。緊張しましたけど楽しく演じることができました」とにこやかに語った。

昨年、宝塚歌劇団を退団し、声優としても活躍の場を広げている七海は、「出てくる犬すべてがかわいいっていうのが、犬好きにはたまらないですよね。こちらのトッシーとゲンゲンとケンユウちゃん(笑)が本当にすてきで、いつも現場を盛り上げてくださって、この雰囲気もアニメに反映されているんじゃないかなと思います」と本作の印象を述べた。

また、エンディングテーマ「犬生は一度きり」を堀内、犬川、犬田がメイン歌唱を担当し、合いの手としてジュリアン役の杉田直司、ギルバート役の櫻犬孝宏、チャーリー役の犬上和彦、マルタロウ役の鈴村犬一が参加していることが発表された。犬田が、「なんのキー合わせもせずに歌ったんですよ。だから譜面を見て音を聞いた時に、『なんて高い歌だ! オレのキーじゃないな』って思ったんです。まぁ、現場でなんとか処理してくれるか…と思ったらなんにもなしですよ(笑)」とこの曲の収録について不満を漏らすと、犬川は「え? 僕はキー聞かれたよ」と返答。さらに堀内も「いやー、あんな難しい歌はないですよ」と口々に今回のエンディングテーマ収録の苦労を言い合い、笑いの絶えないイベントは大盛り上がりとなった。

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