離島へドローンで商品お届け 三重県と楽天が連携

小型の無人航空機ドローンを使って、自動制御で物を離島に運ぶ実証実験のデモンストレーションが10日、三重県志摩市で行われました。

空飛ぶクルマは、ドローンや電気自動車の技術を応用したもので、物流や災害対応などの幅広い分野での活躍が期待されています。

三重県は、空飛ぶクルマの実用化に向けて15日からネット通販大手の楽天と連携し、小型無人機ドローンを使った実証実験を行います。

10日に行われたデモンストレーションでは、鈴木知事らが見守る中、荷物を載せたドローンが上空へ飛び立ちました。実験では、志摩市内の公園から約5.4キロ離れた間崎島までをドローンが自動制御で飛行し、間崎島の住民から注文を受けた商品を配送します。

ドローンを使った商品の配送は、将来的に過疎地などに住む買い物困難者や災害支援にも役立つと期待され、三重県などでは政府が空飛ぶクルマの販売開始の目標としている2023年ごろの実用化に向けて検討を進めていくことにしています。

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